ブログupdateサマリー

唯一ノ趣味ガ読書デス。

ハードボイルドや、刑事モノなど、読んだ本をご紹介。そして、ロサンゼルス生活もちょびっと。

安東能明さんの「聖域捜査」を読了。

ゴミ屋敷、下着泥棒、散骨、年賀状の未配達などなど、はじめは些細と思われた事件が大きなものへとつながっていく。 この作品からは、事なかれ主義の上司のもと、「生活安全特捜隊」の班長となった結城を中心とする班の捜査への執念が匂いたってきて、連作モノだがなかなか読みごたえはある。 ただ、結末がすっきり終結せず、何か置いてきぼりにされたような想いを残す作品もあったが。 それと、結城だが、部下がヘマすると、自分に責任が降りかかるのではと、オロオロしたり、他の部署に嫌味を言われ、頭に血を上らせたりと、成長過程にある、なかなか人間臭いところを見せてくれている。  聖域捜査 (集英社文庫) Amazon 

小路幸也さんの「札幌アンダーソング 間奏曲」を読む。

札幌が舞台。刑事、仲野久、通称「キュウ」の目線で語られる、札幌アンダーソングシリーズの2作目で、「変態性欲クラブ」にまつわる事件のその後。 軽い語り口調だが、描かれる事件は、女子高生の売春だったり、変態性欲者がからんだ殺人だったり、むしろヘビー。 だが、登場人物はすべて、個性的だ。 柔らかい雰囲気の仲野を始めとし、先輩刑事の根来、そして、イケメンという枠を超えた、チョー美貌で、四代の記憶を継承するという天才青年、志村春、その姉の夏美と秋奈など、全員が魅力的過ぎて、事件の中身の重さを忘れてしまう。 ここで、対峙する「怪物」、山森でさえ、犯罪者としてある種の魅力を備えている。 シリーズの最新作、「ラストソング」がすでに発売されているという。絶対、読みます!!  札幌アンダーソング 間奏曲 (角川文庫) Amazon 

大倉崇裕さんの「福家警部補の報告」を読む。

出だしは、いつも殺人の実行から…。つまり、犯人がすでにわかっている、いわゆる倒叙ミステリーものと初めて遭遇したのが「刑事コロンボ」だった(年がバレバレ)。 まあ、犯人が初めからわかっちゃうのなんて、どう、楽しめるんだろう、って思ったのは最初だけで、すっかりファンになっていた。 和モノでは、古畑任三郎、そしてこの福家警部補シリーズ。 「細かいことが気になる」なんてのは、「相棒」の右京サンと同じで、福家もかなりネチッこい性格だ。 3つの短編からなるこの作品では、ところどころで「生き物がかり」シリーズの日塔や石松が登場。さらに、「少女の沈黙」では、少しだけだが、「生き物がかり」のメインキャラ、須藤と「共演」している。大サービスだ!須藤の名前が目に飛び込んできた(それに、ウスキまでも)瞬間、大喜びしていた。 そういえば、小柄で童顔、警察官に、ましてや警部補なんかに見られず、いつも現場入りでトラブルを巻き起こしているのはウスキも同じだ。 今回の作品も、相変わらずネチっこい捜査で、犯人を追い込んでいく。だが、事件には直接関係ない人のほんの些細な屈託を取り除いてしまう一言やアドバイスは、ほっこりさせてくれる。 事件のことしか頭にないようで、周囲の人を注意深く観察し、心を配っている。これが、福家の魅力の一つである。 しかし、何もかも見通しているかのような福家の恐ろしさは、十分描かれている。 2つ目の「少女の沈黙」では、今は組を解散させているヤクザが、福家に事情聴取された後、背中を見せて去っていくのだが、「振り向かなかった。もう一度目を合わせたら負ける。そんな思いに囚われていた…いったい何なんだ、あいつは。恐怖にも似た余韻を…は感じていた」。 これが、福家の本当の姿なのだろう。     

西川司さんの「鷹狩り 単独捜査」を読了。

最近、切れモノだが、人に愛想を見せることもなく、警察組織にあって必要とあれば、上司だろうと誰であろうとかみついていくデカものをよく読む。 こんな部下を持った上司は大変だろうなぁ、と同情する。よっぽど腹をくくっていかなきゃ、ならないだろう。 こういう天才肌で、変人っポイ人間は、その人間性によっぽど魅力がなければ、うんざりして途中で投げ出してしまうかもしれない。 さて、北海道警の刑事、鷹見健吾の場合は…。 女性の変死事件が、ある病院で起きた医療ミスへとつながっていく。その病院の院長夫人は、失踪した鷹見の妻にそっくりだった…。  鷹狩り 単独捜査 (幻冬舎文庫) Amazon  

ムーン・ドロップスというブドウを食べてみた。

コジャレた名前のわりに、見た目はちょっと…といった感じ。 でも、味は、やっぱりブドウで、種無し。話のタネにはなるかなぁ。      

安東能明さんの「ゼンカン 警視庁捜査一課・第一特殊班」を読了。

唸るしかない。事件の裏側に隠された真実を、その目が瞬時に見つけ出す。その切れ者ぶりは、「スゴイ」という言葉しか見つからない。 誘拐や立てこもりといった現在進行形の事件に臨場し、すぐれた能力で解決に導く警察官たち。その一班に新たな係長として登場する辰巳。 切れ者ではあるが、相手が上司だろうが、有無を言わせない押しの強さ。 部下の日吉智彦の目線で、辰巳の敏腕ぶりが描かれていく。 マンション一室の立てこもり、ストーカー、バスジャック、振り込み詐欺、幼児連れ去りの5つの事件が描かれた連作モノである。 短編なので、事件解決までのスピード感が心地よい。  ゼンカン 警視庁捜査一課・第一特殊班 (幻冬舎文庫) Amazon    

大倉崇裕さんの「死神の捜査 死神の目」を読む。 

電子書籍を読むようになって、ま、得かなと思うのは、電子書籍オリジナルの作品があることか。好きな作家さんなら、「お得」と思う。 で、大倉崇裕さんの作品は、福家警部補シリーズ、警視庁生きものがかりシリーズ、問題物件シリーズなど、好きなシリーズは多い。 容疑者に無罪判決が下りると、「警視庁の方から来ました」と言って一人の男が現れる。その名も、儀藤堅忍。警視庁内の謎の部署でたただ一人、無罪が確定すると同時に事件の再捜査を始める。 あげた容疑者が無罪となる、それはまさに警察の敗北だ。その再捜査は、傷に塩を塗り込むような行為。そのため、ついたあだ名が「死神」。儀籐は、その事件に関わっていた捜査官を再捜査の相棒に選ぶ。 共感するところまではいかないが、なかなか、ユニークなキャラクターでもう少し、続けてみてみたい気がする。  死神の捜査 死神の目 (幻冬舎plus+) Amazon   

河合莞爾さんの「デッドマン」を読了。

鏑木特捜班シリーズの第1作目。前後してしまったが、2作目の「ドラゴンフライ」を読んで、どうしても読みたくなって。 東京都内のマンションで頭部を切り取られた男性の遺体が発見される。その後、次々と、手、胴体、足がなくなった死体が6体見つかった。まるで、持ち去ったパーツで、一人の人間を組み立てるかのように…。 鏑木という、天才でも、ヒーローでもないが、その荒唐無稽な「思いつき」に引っ張られるように部下たちが動く。それは、信頼以外のなにものでもない。 正木、姫野、澤田という個性的なメンバーが力を発揮していく過程が、実に魅力的だ。  デッドマン (角川文庫) Amazon  

河合莞爾さんの「ドラゴンフライ」を読了。

鏑木警部補を中心とする、鏑木特別捜査斑の活躍を描いたシリーズもの。 この作品が初読みだったが、鏑木シリーズの2作目。姫野、正木、澤田と、なかなか一筋縄ではいかない、魅力にあふれた個性的なメンバーが、時には暴走し、時には苦悩する鏑木を徹底補佐する、警察モノだ。 多摩川の河川敷で、臓器を抜き取られ焼かれた男性の遺体が発見される。遺体の下には、トンボのペンダントヘッドが…。 猟奇的な殺人から始まるが、結末は切なく、読み応え十分だった。 作品の中で、「どうして人は殺し合うのか」とつぶやく鏑木に、「人は壊れている」と返す姫野の言葉が心に残った。 「人は壊れた生物」だから、どうしようもないと絶望するか、だからこそ、哀れだと愛しみの目を向けるのか…。      

不本意ながら…。

以前、本は紙がいいか、電子がいいかで、断然、紙!と書いた。だが、近頃、不本意ながら、電子に手を伸ばし始めている。 日本から戻ってきて約1年、背負ってきた本はとっくのとうに全部読んでしまい、図書館でも、これといったエモノがないのだ。(ま、ワタシの読書傾向が偏り過ぎているというきらいはあるのだが) 一か月後には、里帰りを予定しているので、それまで、仕方なく、電子で「読みたい欲求」を満たしている。     
唯一ノ趣味ガ読書デス。」ブログは「唯一ノ趣味ガ読書デス。」さんの著作です。 上記は 2017-10-16 21:28:29 にキャッシュした内容です。 そのため、このページは最新版でない場合があります。 最新版はこちらです。

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