月別:2009年1月

1/2ページ

親父帰国

  • 2009.01.21

アメリカは今日、オバマ新大統領の就任演説に、米国民の、自らも変革に加わりたいと熱い想いと期待に包まれているだろう。 そんな中、ボクの親父は、還暦を過ぎてからほとんどの時間を過ごしたアメリカを静かに後にした。これからはボクら息子家族と離れて、故郷の萩を拠点に暮らす。 それが本当に最善なのか、何が老いゆく親父にとっての幸福なのか、自問自答の10年でもあった。 空港に送った弟から電話で、 「(空港での別れ際も)声かけたけど、振り返らんとスタスタいったで。とくに感極まるでもなく。父ちゃんらしいの。 なぁ、にいちゃん。長い間、ありがとな。お疲れやったな」 弟が労ってくれたけど、ボクにありがとうって言われ […]

20年

  • 2009.01.18

土曜日の朝。 昨晩は、ライトハウスをふだん裏方で支えてくれているライターさんやベンダーさんをお招きしての創刊20周年謝恩会を社屋の2階で行った。 冒頭のあいさつでも話したのだけど、今は20周年の達成感なんかより、これからの30年、50年へのワクワク感の方が大きい。 自分たちを育ててくれた日系社会にどんな恩返しができるだろう、次世代の若者たちに何を与え、どんな道がつけられるだろう。 謝恩会では、元メンバーで今もライトハウスの編集制作を外部から助けてくれている森真弓さんと安部陽二くんと久しぶりに話すことができた。彼らはライトハウスでそれぞれ10年余り働き、その後フリーランスとして独立。今ではともに […]

創り手

  • 2009.01.13

午前8時40分、サンディエゴ到着。 今朝の経営勉強会と朝礼は片山に任せて、事務所の近くのスターバックスで一息。 130マイルを一気に運転してきたので、大きく伸びをして、いつものようにアイスコーヒーを飲みながら徐々にシゴトモードに入っていく。これサンディエゴでの習慣。 コーヒーを待っている間、新聞スタンドに目をやると、地元紙のサンディエゴ・トリビューンともうひとつはNYタイムズだった。そうか、この街はとなりのロサンゼルスよりNYを見ているんだ。確かに経済への直接の影響力はニューヨークの方が大きかろう。小さな発見。 はてさて。 日本の仲間や、日本から帰ってきた人たちが口を揃えて言うのが、どんより重 […]

サンディエゴ出張

  • 2009.01.12

メールのチェック完了。時間は朝の5時半。 今日はこれからサンディエゴ出張。金曜日に帰ってくる。 すべてのお客さんを回ることはムリだけど、なんとか今回30~40件くらいは回って新年のあいさつと日頃の感謝をお伝えしたい。また不況に元気をなくしているお客さんは一生懸命元気づけたい。 ありがたいことにサンディエゴはこんな景気の最中に昨年も業績をずいぶん伸ばすことができた。メンバーも少ない人数で本当によく頑張ってくれている。 ロサンゼルス同様、ふだんの何倍もの努力と工夫を重ねてこんな時代にこそもっともっと進化成長したい。この時代を越えられたらどんな大不況も怖くない。 今、この時期の気持ちの持ちようと「備 […]

冬休みの宿題

  • 2009.01.12

遡ること木曜日の夜、もう布団をかぶって寝ようかというところに、切羽詰まった顔の息子が枕元にやってきた。 「パパ、宿題手伝って」 明後日に提出の日本語補習校(西大和学園)の冬休みの宿題が終わっていないと言う。 算数の冊子を開くとまっさら。 それ、「終わってない」じゃなくて「やってない」って言うんだよ。 お前さぁ、冬休みの間になにやってたの。腕がちぎれんばかりに遊んでいたけど。 この“オレ”にしてこの子有り。遺伝子は脈々と受け継がれている。 で、木曜日金曜日の二日に渡って何とかかんとかやり遂げた。 一次関数にもたつき、角度の計算で流れが良くなったと思ったら、三角形や平行四辺 […]

シャンパン

  • 2009.01.07

まもなく6時40分、ようやく世が明けてきた。 朝焼けで空がオレンジや水色や紫陽花(あじさい)色の水彩画みたいだ。 今朝は目覚ましナシで4時半に起きることができた。 昨日からのメールの返事やみんなへの指示も一段落。 昨日は出社初日。 朝久しぶりのみんなの元気な顔が見られて本当にうれしかった。 おぉ帰ってきてくれたか!! 新年1回目の経営勉強会のテーマは「原理原則で考える」 毎日の数限りない決断・判断を、自分や会社の都合や損得ではなく、原理原則で考えてみよう。第三者が見ておかしくないか、お天道さまに恥ずかしくないか、そういう基準でモノごとを考えられるようにしよう、そんなことをグループに分かれて話し […]

歌う30年

  • 2009.01.05

あと約11時間で仕事始め。メンバーの顔を見るのが待ち遠しい。 日本への帰国組も昨日今日で帰ってきているはずだ。しっかり充電してきただろうか。 ワインを一杯飲んで、少し良い気分で書斎でひとり、年末年始に少しずつ整理できてきた今年の構想を帳面にまとめていたら、親父の部屋の前を通る娘が「おじいちゃん、大っきい声で歌ってるね」と愉快そうに知らせた。 たまたま昨日ブックオフで発掘した「昭和の演歌シリーズ」(ひとけた、20年代、30年代)を親父に贈り、いっしょにCDプレーヤーの使い方を伝授したので、さっそく大音響(やや耳が遠い)で聴きながら歌っているらしい。 こんなことならもっと早くしてあげられたらと悔や […]

日経ビジネス

  • 2009.01.05

明日からいよいよ仕事始め。 大晦日には紅白を見て年越し蕎麦をいただき、元旦はさぬきの里のおせちを食べて初詣をして、夜は本気で百人一首をして、しっかり日本的な正月を満喫した。 とくにこの冬休みは、じっくり読めなかったここしばらくの日経ビジネスを貪るように読んだ。 この本には(きっと)「日本を良くしたい」という明確な意志と具体的な提言がある。企画も取材も毎回唸るほど深い。 実は物心ついた頃から親父の影響で読んでいた週刊新潮の定期購読をやめようと思っている。取材は深いのだけど、批判で終わっていて出口が見えない。暗くなるばかりで滅入ってしまうのだ。 日経ビジネスは扱う素材もターゲットも異なるけど、お手 […]

紅白と20周年記念番組

  • 2009.01.03

大晦日は弟家族と仲間の家族が集まり恒例の紅白を見て過ごした。 紅白の出場歌手に難クセつけて見るのが一年の終わりの楽しみだ。 「視聴率が取れるスマップや氷川きよしは事務所の力が強いから、コイツはセットで出してもらっているにちがいない」「この歌だけで30年食ってるんだから大したもんだ」「コイツになら勝てる。オレを出してくれい」等々、茶の間で酷いことを言い合っている。またやめればいいのに、ボクは秋山雅史さんの「千の風となって」はモノマネせずにいられない。身振りをつけてね。 一方で、初めて聴いたけど、森山直太朗の「生きてることが辛いなら」は歌も歌詞も素晴らしかった。それに、黒人歌手のジェロくんが上手な […]

2009年の抱負

  • 2009.01.03

大晦日、岐路に立つ友人の経営の相談に乗っていた。一年の終わりに、夢中で打開策を考えるその時間は、「休暇中の仕事」ではなく「人生のヨロコビ」だ。 ボクは経営者の相談に持っているときとか、若者に思いを伝えているときに、自分が生きている意味とか価値を1番感じることができる。 (もちろんそれは、愚痴とか不平不満といった寝言の類いではなく、本気で突破口を模索する人といっしょに向き合って考えることが前提だ。他人任せでオンブに抱っこの人とは同じ空気も吸いたくない) ボク自身が、その最中にいる当事者ではない分、第三者の視点で見えること   広告収入を生業にするライトハウスそのものが、業界、業種、規模 […]