月別:2010年2月

JALの就任会見から学んだこと

  • 2010.02.22

 2月21日の朝。 今朝はまたまた冬の朝に逆戻り。 バイクのトレーニングで半袖のウェアのまま坂を下ると上半身が氷結するかと思うくらい寒かった。 深呼吸すると冷たい空気が肺に入っていくのを感じる。こんな朝もまた清々しい。 息子をサッカーに送って、練習が終わる正午まで誰もいない静かなオフィスで、資料や数字に目を通している。部屋から見える木々は風に揺れているけど、音は聴こえてこない。 玄関ホールのすぐ脇にあるボクの部屋は、全面ガラス張りでちょうど上野動物園のパンダみたいな感じだ。 初めての来客の方には、指を指したりカメラを向ける人こそいないけど、珍しい動物を見つけたように喜ぶ方、「見ちゃい […]

有言実行!

  • 2010.02.19

 2月18日。今日から自転車を再開。 まだ寒さが残るけど、目覚めに海から吹き上げる風のシャワーは心地良い。 パロスバーデスの山の麓で相棒のKさんが合流してUターン。再び頂上付近にある我が家を目指す。途中、野生の孔雀(くじゃく)がそこここに出現する。もうありがたみがないくらいたくさん。ヤツらは人に慣れていて、すぐ横を走ってもいっこうに気にしない。それどころか、こっちのほうが避けて走っている。 それにしてもカラダが重い。感覚じゃなくて事実なんだな。両脇から赤ちゃんに抱きつかれたまま漕いでるみたい(肩の上より良いけど)。家に帰ってくる頃にはもうへろへろだ。 それでもこの小さな達成感が清々し […]

経営の神様

  • 2010.02.17

 2月16日火曜日。 今日は1日オフィスワークなので、ランチはお弁当。毎日配達してくれる業者「さかい」さんで「サバ弁当」$5.50をオーダーした。 ボクは、マグロやシャケ、カツオなどのアレルギーになる前から、魚で一番サバが好きだ。味噌煮や粕漬け、しめ鯖、どうやって食っても美味いけど、シンプルに塩焼きで食べるのが一番美味い。また美味いだけでなく、栄養満点でカロリーがそう高くないのもよろしい。 ボクは以前に1年くらいかけて体重をドッサリ落としたのだけど、この一年でまたキッチリ元に戻してしまった。ゴーンさんも真っ青のV字回復を達成したので、再びサバやコンニャクの力を借りて6パックを取り戻そ […]

親父は磨き砂

  • 2010.02.06

 長患いしていた妹(弟の嫁)の父親が亡くなり、沖縄でお通夜や葬式で走り回っている弟から電話が入った。 「突然親父から電話が入ってな、沖縄に着いたって。空港からやで。 もちろん、そのことは親父にも電話で知らせたけど、来るとか一言もなかったから慌てて迎えに行ったわ。 なんちゃ(何にも)言わんとふつう来んやろ。あいかわらず、コミュニケーションが取れん人やわ。 それでもお線香をあげてくれた時、ありがとうって思たよ。よぅ来てくれたって。 でも、そこまで。 後は朝から晩まで酒びたりや。 飲み過ぎでトイレ近いから、みんなが乗る移動のマイクロバスにも乗せられん。もう一台別の車で送迎しとんで。VIPと […]

残されたものがやるべきこと

  • 2010.02.04

受験勉強で寝る時間を削って頑張る娘に、そういう記憶がない父親としてはもどかしい思いで見守るしかない。 「パパがその問題集を全部正解で埋めて、朝までにはすっかりアタマに入ってしまう魔法をかけてやろうか」 つい、いい加減な言葉をかけると、 「う〜ん、大丈夫。その魔法が流行ると世界中みんなが賢くなっちゃうからね。それもいいけど自分で頑張ってみるよ。ありがと!」 やさしくかわす娘。 こうして親子の緩やかなキャッチボールができる時間は有限だ。 なんでもない会話、朝晩のハグ、朝学校に送る習慣、いっしょに立つキッチン。   昨日の明け方、沖縄にいる妹(弟の嫁)の父親が息を引きとった。 突然ではなく […]

2月スタート!

  • 2010.02.01

 いよいよ今日から2月だ。 気持ちが引き締まる。 今、6時40分。外はまだ薄暗い。 今朝は4時前に目が覚めたのでそのままデスクに向かって、出社前にできることを一気に片付けた。電話や相談事の中断がないのでサクサク進む。 昨年後半、アレルギーの薬を服用するようになって、副作用で早起きの習慣が崩れてしまっていたけど、時差のあるうちに朝型のリズムを取り戻すのだ。 週末は久しぶりに、娘と運転の練習をしたり、カミサンと朝市に出掛けたり、またキッチンに立って家族と食卓を囲んだりとしっかり充電できた。寝る前に、息子が背中を歩いてくれて肩こりも取れたしね。 今週は金曜日あたりに息切れするくらいに飛ばし […]

LAまで21時間

  • 2010.02.01

 一昨日の金曜日、ロサンゼルスに帰ってきた。 日本では東京と大阪でひと仕事をして、最後の日は父親の暮らす山口県の萩を訪ねた。 萩からロサンゼルスまで、乗り継ぎを含めると21時間くらいかかる。 朝7時に出発。堀内にある伯母の家からタクシーで最寄りの停留所まで10分。 そこからバスで1時間半、日本海の荒波を左手に眺めながら萩・石見空港に向かう。 この風景が直球でドシンとくる。 石川さゆりからビリージョエルまでどの歌が合うか、声に出して試してみたけど、良い風景は懐が広いことがわかった。悲しくてもうれしくてもひとまず日本海はおススメしたい。 途中20カ所余りの停留所を通過したけど、その日はバ […]

また親父に一本とられた

  • 2010.02.01

 1月28日、日本最後の日は、新大阪から山口県の萩に暮らす父親を訪ねた。 新大阪駅から新山口駅へは新幹線で2時間弱。ここから路線バスに乗り換える。 瀬戸内側の新山口からバスで北上して、中国山地を抜けたところに萩がある。 松下村塾の吉田松陰をはじめ、高杉晋作、桂小五郎、伊藤博文など、明治維新の主役を数多く輩出したこの街も、今では日本海側の静かな一地方都市としてその面影を残すばかりだ。 ボクは四国で生まれて育ったけど、半分長州萩の熱い血が流れていることをすごく誇りに思っている。 父親は幼い頃からここでヤギの乳を絞り、畑を手伝い、魚や野鳥を捕って育った。 社会に出てからは、よく転職や失業も […]