日別:2010年6月26日

小さな足の話

  • 2010.06.26

 世界的に見て日本人の足の幅は広い。 その中でもボクら兄弟はとりわけ幅が広い。 背が高いとモテるようだし、頭が良いとトクする事が多いようだけど、足の幅が広くて良い事はバスタブで転けにくいことくらいか。 30になった頃、奮発して幅が狭くてカッコいいフェラガモの靴を買った。憧れの靴だった。 だけど、中国の纏足(テンソク)はこんな感じだったかと想像するほど履いてて痛かった。 それでも無理をして履いているうちに、シルエットがツチノコのようになってしまい、悔しいけど誰かにあげてしまった。それ以来、イタリアの靴は履かないようにしている。 子どもの頃から裸足になると「洋ちゃんは立派な足やなあ」とか […]

2人乗りの全力疾走

  • 2010.06.26

 6月26日の土曜日の朝。 例によって4時に起きて娘をスケートリンクにドロップしてからスタバの片隅を陣取っている。 昨日ハワイの出張から帰ってきた。 ミーティングやイベントや会食で毎日があっという間に過ぎたけど、今回は毎朝ホテルの前のビーチで泳いだ。全身のチカラを抜いて、ただプカプカ浮かんで澄んだ青空を眺めているだけで心が豊かになった。 出張から帰ると、そんな話だけ子どもたちにするものだから「パパは好きな事ばっかりできて良いなあ」と口を尖らせる。 先週の日曜日は父の日だった。 この9月から高校2年生のなる息子は、赤い台紙にワープロ打ちした紙を貼った手作りのカードをくれた。 「パパへ、 […]

チェリーの歯形

  • 2010.06.26

 早朝の便でハワイからロサンゼルスへ帰る機内。 弟がこしらえてくれた弁当を開く。 鶏の唐揚げに卵焼きにちょっと多めのマヨネーズ。ボクの好物だ。 ご飯には塩コブと梅干しがのせてある。ご飯はまだ温もりがわずかに残っている。 遅かったろうに5時前には起きて用意してくれたのだろう。   弟がロサンゼルスにいる頃はたまに衝突もしたけど15年いっしょにやった。 ボクは攻める一方、弟は城を守った。 それからいったんは会社を飛び出し、紆余曲折の後、今はライトハウス・ハワイ版の責任者として指揮を執っている。   昔話になるけど、昭和40年代、ボクらは四国のベイエリアで育った。正確に […]