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込山洋一

シアワセって何だっけ

家族が里帰り中で単身の日々。
そこに合わせて大掛かりな床の工事をしているのでキッチンが一週間ほど使えない。

そんな不自由を察して、友人家族や仲間が毎日のように晩ごはんに誘ってくれる。

今朝も、昨晩夕食に呼んでくれた高津家のはるみさん特製弁当でゴージャスな朝食にありつけた。外食も楽しいけど家庭の味はやっぱり心落ち着く。

近頃ではフェースブックやツイッターのおかげで、朝に晩に遠くの仲間や古くからの友人と、日常の中でキャッチボールをしている。元気かよとか、ありがとうとか、「いいね」のひと言にずいぶんと心が和んだり癒される。何千マイルも離れた人たちとも、触れられる距離に繋がっている気持ちになれる。仲間って本当にありがたいし、良い時代に生まれて来れたと思う。

何故だかふと、数年前に会った60歳半ばの営業男性の言葉を思い出した。

「私の前職はB銀行で、そこでずっと支店長をしていました。その時に私は大勢の人の面倒を見てやったのに、銀行を辞めた途端に誰ひとり助けてくれません。私がしてやったことに比べたらこんな商品安いはずなのに。人間は薄情なものです」

その時、申し訳ないけどお気の毒な方だと思った。この人の中では、自分が「面倒を見てやった」し、自分に「頭を下げた」のだと本気で思っているのだろう。

その人と縁のあった人たちが冷たいわけでも薄情なわけでもない。みんな生活や家族や夢があるから、イヤな人間でも笑顔で接するし頭を下げるんだ。そんな人の名刺の効力が無くなったら、誰からも相手にされないのは仕方のないことだろう。

だいたいにして日本の大企業や役所の偉いさんと接すると、会社の看板と一心同体型が多いのについ笑えてしまう。看板とか肩書きとか所詮は幻想なのにね。(リタイアやリストラされたらどうすんだろ)

だからこそふだんから、相手がお客さんや目上の人の場合であろうと、こちらが仕事をお願いする立場だろうと、若い人や困った人の面倒を見る時であろうと、誠実に、やさしい思いやりの心で接することのできる人間でありたい。

仕事を依頼してた相手が、次に会った時にお客さんになってることがあるのが人生だ。迷惑を掛けられたと思ったら、すぐさま迷惑を掛けてしまうことだってある。窮地や挫折や病気や不幸も行ったり来たりだ。

そしていつかは誰もが名刺も看板も無くなって「素」になる。

そうなった時でも、いや、そうなった時こそ、
変わらずに励まし合い、助け合い、笑ったり泣いたり抱き合ったりできるような人間関係をたくさん築いておきたい。

シアワセって、生まれてから死ぬまでにどれだけ世の中の役に立てたかと、どれだけそんな人間関係を持てたかだと思う。

02 22, 2011