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込山洋一

God bless you.

空気がフレッシュな月曜日の朝。

スタバでコーヒーを買って車に乗り込もうとしたら、トムクルーズそっくりのおばちゃんが乗せてほしいと懇願する。

事情を聞くとトムは学校の先生で通勤のバスを間違えたそう。次のバスを待っていたら授業に遅れると。

アメリカではヒッチハイカーを車に乗せることを法律で禁じているのだけど、そのことより助手席に置いた(洟をかんだ)ペーパータオルが気になった。が、心配に及ばず。トムクルーズはその上にどすんと座った。

トムはもともとパロスバーデスで教えていたが、昨年娘や孫が暮らすサンディエゴに引っ越した。しかし昨今のカリフォルニア州の教育予算の大幅カットの影響もあって9ヶ月教職が見つからず、残念無念こっちに戻ってきたという。ようやく見つかった教職も給料は以前の1/3で、健康保険などベネフィットは一切なし、それでも子供が好きだから良いんだけどね。問わず語りに近況をシェアしてくれた。

出勤まで時間があったので、彼女の学校まで送ったらたいそう喜んでくれた。

「God bless you.」

そう笑顔で教室に駆けた。

シートにはぺちゃんこのペーパータオル。

気持ちの良い一週間が始まった。

10 11, 2011

チャーハン人生

息子との二人暮らしが今日で一週間。

昨夜は留守番電話と郵便ポストが溢れているのに気づいた。

朝は散歩やジムから帰ってきて、息子を起こしてキッチンの立ち、朝食を食べさせてから高校にドロップする。それがリズムになってきた。

そう、今朝は頂き物のシュウマイとソーセージを刻んでチャーハンを作った。珍しく息子がおかわりをしていたから、出来は悪くなかったのだと思う。

けっこう息子と連係プレーで何とかやれている。

昨日ランチの時、親しい経営者のNさんとこんな話をした。

「24時間仕事のことばっかり考えて、週末もないような生活だから、アメリカ人の友人にそんなの人生じゃないって言われるの。でも仕事をしていることが幸せで、他のどんな趣味より楽しかったらそれはとても幸せなことよね」

僕もまったくそう思う。

車好きの人が、

「新型○○はたまんないね。アクセルを踏み込むと視界が飛んでくんだ」

そんな快感と、僕らが企画会議や営業キャンペーンで一歩も二歩も踏み込んで、その成果があがるとみんなでバンザイするのと実は変わりない。

若い女性が、

「このドレスで彼を悩殺しちゃおう」

なら僕らは、

「この教育コンテンツで、学生の目からウロコを落としちゃうもんね」

なのだ。

野球好きの人は、贔屓のチームや選手の勝敗活躍に一喜一憂したり、ビールが美味くなったりするように、僕らはクライアントに提供できたサービスや感謝の声(クレームの声)に一喜一憂し、ビールの味が何倍も美味くなるしコブシを突き上げる。

株好きの人は伸びると見た会社や応援する会社に財産を投資するように、僕らは一番成長を信じている自分の事業に人生を投資する。

人のシアワセを自分のモノサシで測ること自体ナンセンスだし、自分のシアワセを人と比べることもあまり意味がない。

互いを尊重し、自らは誇りを持って生きたら良いのだ。

それにしてももう金曜日。今晩のおかずは何にしよう。(またチャーハン!?)

10 08, 2011

役職が上ほど磨かなくちゃ

「思考を止めて惰性に身を委ね、昨日と同じことを淡々と進めるのは楽なことです。何かを変えるにはエネルギーが必要で、誰かが泥をかぶらないと大きな変化は起こせません」

今読んでいる本の一節にふれて、今年のうちの取り組み(改革)を思った。

本来会社は全従業員を幸福に導くために存在する。

「変化は嫌い、大きなことはやりたくない」幹部を上に置いておくことはできない。

社歴や年齢性別に関係なく、変化に柔軟で、情熱と創造力、そしてチャレンジ精神に満ちた人物こそがリーダーの役割を担うことができる。

この四半期からはさらに社員教育を強化加速する。とりわけ幹部候補の教育には力を入れていく。うちは中間層のリーダーシップがまだまだ弱い。

一方で、上下の入れ替えが正しく敢行できる会社でありたい。

「降格」にはネガティブな印象が強いけど、それはちがう。能力が足りなかったり、賞味期限が切れた上司を持つ部下はたまったもんじゃない。

人間は弱い生き物だから、昔よく貢献したけど、居心地の良いとこで安住したり、裸の王様やお局化することもある。僕自身がそうだ。常にそうならぬよう戒めてる。

もちろん昔の功労や情が判断を鈍らせることがあるだろう。しかし上下左右人事を公正にしないと優秀な人材ほど希望を見出せず会社を離れていくし、外からエース級の人材も採れない。とくにこれからの厳しく変化に満ちた時代に妥協は許されない。

一番みんなが認めるヤツが上に立つ。

一番自己犠牲が払えるヤツが上に立つ。

それが原理原則だ。

そもそも役職は既得権じゃないし。

役職が上になるほど、歳を重ねるほど、新しいことに挑戦し、イヤな仕事を率先し、自分を高め磨き続けなくてはならないのだ。

僕も自分にその公明正大さと闘志が無くなった時には、経営の一線を退く覚悟でやっている。当たり前だけど。

10 02, 2011