カレンダー

2013年2月
« 1月   3月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  

what's new

込山洋一

インド人の言い分

オーナーのアディの招待で、レドンドビーチにある「Addi’s Tandoor」でランチをご馳走になった。

同店は、飲食店評価の専門誌「ザガット」(インド料理の部門)で、6年続けて南カリフォルニア一番の評価を受けている本格的なインド料理専門店。

その国の料理は、その国の人に食べ方を教わるのが早い。

例えば、チキンマサラとビーフマサラとシーフードマサラ。

日本のカレーのように、同じカレーに具材を変えているだけかと思ったら、「マサラ」はソースの意味で、チキンであればトマトベース、ビーフならオニオンベース、シーフードはココナッツをベースにするのだそうな。

昔から謎で、手がつけられなかった調味料のことも少し習得。こうやって使うんだ。

アディが面白いことを言っていた。

「イギリスのヤツらはろくなもんじゃない。

ダイヤモンドも宝石も何もかも奪い取った。酷いヤツらだ。

ただインド人にとってひとつだけ良いことをした。英語を置いていったことだ。

インドはステイトごとに言葉が異なるのだけど、学校では英語で教えるから、英語は誰でも話せる(ヒンディー語は第2外国語)。

だからオレたちはどこの国に行っても困らないんだ」

なるほど。イギリス人の言い分も聞いてみたい。

こういう話から入ると、世界史が勉強したくなる。

02 28, 2013

心の軸

連休最後の夜。
マーク・ボイルの「ぼくはお金を使わずに生きることにした」(マーク・ボイル著、吉田奈緒子訳、紀伊国屋書店刊)を読了。

飽くなき消費に蝕まれていく現代社会。その問題の根っこは、「お金」の存在にあると、若き社会活動家マーク・ボイルが、金銭を一切使わずに暮らした一年間の体験を綴っている。

この本は、世捨て人の自給自足日記ではなく、著者がユーモアとバランス感覚を持って「大切なこと」を伝えてくれている。

例えば、分ち合うこと。例えば、足るを知ること。

彼自身が、必要なものを分ち合い、感謝し、見返りを求めずに助け合うことを通して、人間同士の絆とコミュニティの再生を目指す姿に、多くの人が共感し、立ち上がり、大きなムーブメントになっていく様には、実に学ぶところが多い。

象徴的なのは、「金なし生活」最後の夜に3500人を集めて大成功させた「ブリストルで空前の規模となる金なしフェスティバル」の光景を眺める著者の言葉。

「感動的な一日だった。皆が見返りを一切期待せず、その日のために自分のできることをしている姿には、非常に心をゆり動かされた。人間が「どれだけ得られるか」ではなく「どれだけ与えられるか」を考えて生きることにしたならば世の中こうなるのだろう、という最高に美しい例を見せてもらったのだ。」

この本を読みながら、ずっと考えている。

お金というモノサシだけで見たら、日本という国も、アメリカの日系社会も、弱っていく一方かも知れない。再生できるかも知れないし、再生のために僕らは努力をしていくのだけど、少なくとも、社会に循環するお金が減っていくのに備えておくことは必要だ。

でもそれって「不幸」か。

そうとも思えない。

不幸なのは、不足を思う心の話だし、お金がなくっても幸せに暮らしている人はいくらでもいる。

むしろ、破綻したロバート・キヨサキ(金持ち父さんの著者)あたりに踊らされて、「お金にお金を生ませる」なんて幻想に飛びついた人たちこそ、「被害者」で不幸な人たちだろう。

もっと感謝しよう、足るを知ろう、そして与えよう(尽くそう)と思った。この日系社会に。

毎日、売上をにらみ、戦略を練り、カイゼンを説く毎日だけど、「与えること(尽くすこと)」を自分(経営)の真ん中に置ける人になりたいと思った。そこが「軸」だ。

ライトハウスから起こすムーブメント。

この異国の日系社会で、老若男女みんな異なる経歴の人たちが、与え合う社会、助け合う社会を作れたらどんなに豊かだろう。

同じタイミングで読んだ阪本啓一さんのブログにハッとしたのだけど、最近の僕は、無意識に「規模」とか「外」ばかり追いかけてた。

規模は結果で、広さも後からついてくるもんだ。

追いかけるべき「軸」に気づき、「足元」「質」を徹底的に磨き上げようと思えた三連休。

今日から主語は「何を貢献できるか(どうやって喜ばせるか)」だ。

うん、ますます心が軽い。いってみよう!

02 18, 2013

海風を吸い込みながら

良い一日だった。

朝自転車で、急な下り坂を走っている途中の出来事。

自転車がパンクして立ち往生していたオジさんを、仲間の石上さんが即座に止まって修理してあげた。

僕なんか気にも留めずに通り過ぎた後だ。

彼は自分の予備のボンベを2本使って、ただ笑顔で、手を油で真っ黒にして直してあげた。

修理をし終える頃、フランス顏のオジさんはうっすら目のフチを赤くして喜んだ。

まだビギナーのようで、パンクの修理はまったくお手上げだったのだ。

僕は、若い友人を誇らしく思った。

「いいね」

そして、「アメリカの日系社会で、一番感謝を集める会計事務所になりたい」という彼の夢は、言葉ほど簡単じゃないけど、ひょっとした叶うかもしれないなと、吹き上げる海風を鼻から大きく吸い込みながら思った。

02 03, 2013

営業の考え方

 今日2月1日からシアトルのメンバーが正式にライトハウスのファミリーに加わった。

今朝の8時半からの営業勉強会は、初めてシアトルとサンディエゴとロサンゼルスの3拠点をSkypeで繋いで実施。

先にロサンゼルスのメンバーから自己紹介した。

ひとりひとりの表情や言葉から、シアトルのメンバーを温かく迎え入れようとするやさしさがにじみ出ている。

ミンちゃんは韓国語であいさつした後、「スコシニホンゴハナシマス」(ウソつけ!)と笑いを誘った。

あずさはそのつもりはなかったが、「島根県の出身です」だけで笑いに包まれた。

サポート役の鈴川さんと柳田さんは「なんっでも任せてくださいね!!」と頼もしく胸を張った。

そして最後のシアトルの二人の自己紹介には、みんなが大きな拍手で応えた。

それから、
大切な日なので、ライトハウスが考える営業の考え方を話した。

目的は、お客さんに繁盛してもらうこと。その一点。

ただし、お客さんに役割分担を明確に伝えることを忘れてはならない。

最初に足を運んでもらう、あるいは問い合わせてもらうことが我々の仕事。

そこから、その人を常連にするのはお客さんの仕事だ。そこを曖昧にしておかないこと。

また、数字に強くあること、敏感であることの大切さも伝えた。

サイズごとの印刷原価が瞬時に出るのは当たり前。

飲食店でも、小売店でも、ご主人に客の入りと客単価を聞いたら、どの程度の利益が出ているか頭に浮かばなくてはならない。客席の数と働く人の数を見たらだいたいの数字はわかるはずだ。

ディズニーランドに行っても、ホテルに泊まっても、どのくらいの商いをして、どのくらいの利益が出ているか興味関心を持ち、考える習慣を、営業の人間なら当たり前に持たねばならない。

「アタシ、数字に弱くってぇ」は、ライダーキックだ。

広告予算の考え方も大切だ。

お客さんから言葉巧みに、不相応に大きな予算を引き出すことは、人として卑しいことだ。商いではない。

お客さんに及び腰になって、必要な広告予算も預けてもらえないのは論外だ。それは仕事ではない。

お客さんの体力を考え、お客さんを親兄弟親友と思って接すること。

20年、30年のモノサシで、お客さんの繁栄と、結果的に最大の予算を預けていただけることを目指せば良い。目先の利益や浮利を追わぬこと。

言葉を換えると、信頼を超えて、尊敬していただけるような存在を目指すことだ。

そのために、僕らは市場に注意を払い、人に耳を傾け、本を読み、新聞を読み、インターネットを駆使して、常に学び続けなくてはならない。

ぼぉーっと生きてちゃならんのだっ!

「はーーいっ!!」

みんな笑顔一杯で元気に応えてるけど、わかっとるんかなあ。。

 
02 01, 2013