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込山洋一

二足のわらじ

青空の週末。自転車の朝練以外、猫とともに家にこもって、2014−15年の編集企画に目を通したり、来週末から始まる“二足のわらじ”に備えている。

1986年10月3日。

商船高専航海学科の卒業と同時に、アメリカに渡った僕は、カバン1つで財布の中もスッカラカンだった。

あれから28年、気がついたら、ロサンゼルス、サンディエゴ、シアトル、ハワイ、京都に拠点を置く、出版と教育と通販の3つの会社の経営者をさせてもらっている。

毎日次から次に湧いて出てくる問題と悪戦苦闘するのは相変わらずだし、
百万回つまずき、山のように失敗をしながら、大好きな街で、大好きな仲間と、大好きな仕事をしている。

あの時、根拠のない自信と信念のままにアメリカに渡って良かったなあとよく思う。

同時に、奇跡としか言いようのない人の縁に恵まれて今日があると感謝している。

そんな今。

僕は4月から、大前研一さんのビジネス・ブレイクスルー大学大学院の経営学研究科・経営管理専攻に進む。50歳を目前に本気の学生だ。

この歳で思い立ったのは、経営者歴25年、この節目に経営をしっかりと体系的に学んで、次の25年を世界で大暴れするのに必要な事業マネジメントスキルや、事業を創造するスキルを身につけるためだ。

(これまでガムシャラにやってきたけど、そろそろ首から上も使わないと“ブレイクスルー”できない)

実は僕は昔から勉強が大の苦手だ。

覚えるのも理解するのも人の倍かかる。

集中力がとくに弱い。

小学校ですでに周回遅れだった。

今学期こそ真剣に!

と、取り組むのに、気がついたら先生の顔をデッサンしてたり、彫刻刀で机を貫通させたり、歴史の偉人にカツラをかぶせて、ひたすら給食の時間を待った。

首尾一貫、初志貫徹。けっきょく素行は、高専に進んで、20歳を目前にするまでほとんど進化しなかった。

だけど今回はちがう。やらされてやるんじゃない。

生まれて初めて思い切り勉強したいと渇望している。

日々の学びを、夢に直結するのだ。

03 30, 2014

先生

この春に大学を卒業する友人の娘から、川崎市の小学校で特別支援級の担任になるというメールをもらった。

僕は娘に宛てるような思いで、お祝いの言葉を綴った。

かなちゃん、

そうか、それは良かったね。おめでとう!

支援級の子どもたちが幸せになるように頑張って!

先生次第で、生徒の人生は変わると私は思います。

私自身も小学校5年生まで超がつく劣等生だったけど、担任の先生が、ただ文字がユニークだったそのことを褒めてくれて、むちゃくちゃ自信がついてその後の人生につながっているから。

人は誰しも幸せにならなくちゃならない。

かなちゃんがその子たちの良いところをたくさん見つけて、たくさん愛情を注いでください。

まわりがどうであっても、これから始まる社会人生活、絶対に白けちゃダメだよ。

情熱、情熱、情熱、あなたのお父さんのように、夢と情熱を持って頑張ってください。

込山洋一

03 05, 2014