有り難う

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早めのお昼、ディーラーで車と靴をピカピカに磨いてもらってご機嫌のところに、副社長のたけちゃんが吉報を知らせてくれた。

今四半期からドンとアップした本誌の営業目標を2号連続達成しましたよ!と。

社長の上野さんが3年前に入社して、編集制作、オペレーション、国際教育事業部があれよあれよと変貌したように、たけちゃんが入って、営業もユートピアもみるみる健康優良児に成長しつつある。

それは飴でも鞭でもなく、我が子の成長を想う父親のような愛に近い。

みんないい顔をしている。有り難いと思う。

さて今日は10月3日。鼻づまりだけど、今日で無事に渡米27周年。

スーツケース1つ。20歳でアメリカに渡ってきて、うまくいかないことや失敗もたくさんあったけど、親しい人との別れ以外、ずっとワクワク楽しいことばかりだった気がする。

問題がない日なんて1日も無かったけど、それが経営を磨いてくれたし、退屈な日を過ごさずにすんだ。

その時は頭を抱えたことも、すべて後からちゃんと役に立っているし、必要な時に必要な人が現れ、準備が整った時に次のチャレンジが用意されてきた。

なにひとつムダなことがなかった気がする。

良いことが続く時は要注意で、悪いことが永遠に続かないこともわかってきた。

もうひとつ、最近の変化なんだけど、焦りが減ってきた。走らずに歩くこと。歩みを止めず進むこと。

世界中どこででも通用するサービスと人づくりをしっかりやれば、後はその街その国その環境で応用すればよい。別に自分の人生に間に合わなくっても良いのだ。

そんなふうに思えてきた。

27年の節目の言葉は、「有り難う」に尽きる。