冷たいビールでいこう

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MBAが始まって1月半。

ようやくリズムと要領がつかめてきた。

スタート直後はパワー配分がわからなくって、朝(夜?)の2時や3時に起きてやったりしたけど、今はそういうムチャはしない。

朝は5時半前後に起きて出社前の2時間、ランチタイムに1時間、往復の通勤時間を使って1時間、帰宅後に4時間、ざっくり8時間の中で、毎日の講義(オンライン)や課題と格闘している。

それでも時間が全然足りない。

もっとリサーチに手間をかけたいし、資料を深く読み込みたい。

インプットだけでなく、自分の事業に置き換えてアプトプットすることにもっとパワーをかけたい。

たぶん、多くのクラスメイトはこんなに時間をかけなくても大丈夫なんだけど、僕の場合は、あまりにも知らないことが多いし、記憶容量と演算速度がデビュー当時のコンピュータのように、デカイばっかりで小さくて遅いから追っつかないのだ。

さらに僕には、学生の頃からひとつだけ継続していることがあって、それはただの晩酌なのだけど、その時間を寝る前に1時間キッチリ確保しなくてはならないからタイヘンなのだ。

もちろん、仲間や社員と飲むことも、遊ぶことも、人生の大切な意味だから、最低限の時間は確保する。

でも1日は24時間。

そうなるとどういうことが起きるか。

時間の密度が飛躍的に濃くなるのだ。

やることが地平線の彼方まであるから、時計を追い越す勢いで物事を処理し、決断する。

散髪の時間すら惜しいから、少し伸びたサイドは、シャワーの前にバリカンで揃えてしまう。

大量のメシを摂取しながら少量の情報を摂取し、学んだことをそのまま実務に落とし込む。

さらに自分が学んだことを仲間にシェアすることで、頭を整理し、記憶に刻む。

コマ切れの5分は、ノートを開いて新しい知識と思考の散歩に出る。

自転車のうえでは、仲間と課題の企業再生についてアイデアをふくらませる。

人生を濃くすることを楽しんでいるのだ。

僕らは人生の長さをコントロールすることはできないけど、密度だったらいくらでも濃くできる。

もし今日、僕の人生が最後だとしても、僕は同じことをして過ごすだろう。

一生学び続けることが人生のヨロコビだから。冷たいビールとね。