朝のオフィスから

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月曜日の朝7時10分。オフィスから。

「誰にも負けない努力」の一環で、まず毎朝会社に一番早く乗り込んで仕事に取りかかることにした。早朝のジムは封印。

西村くんや石山園子ちゃん、滝井くんが7時半前後には来るから、娘を学校に送ったらその足でまっすぐ会社に来よう。

さてこの週末の話。

ソフトボールの秋リーグ開幕戦は、チームライトハウスが、初対戦のデスヘッドを相手に、27−7の5回コールドゲームで快勝した。

メタボ系安打製造機で編集長の川嶋は取材、エースで4番の田山父ちゃんは肉離れ、好打者のとしさんと西村くんも欠場で、ベストメンバーとはほど遠いラインナップだったけど、その分残ったメンバーが奮起した。

仕事を離れて上司も部下もなく、丸いボールを追いかけるのは大切なコミュニケーションの機会だ。

会社の行事でいうと、飲み会や慰安旅行も同様。

仕事を真剣勝負でやるのは当たり前。こういう仕事と直接関係のない場も同様に本気でやらなくちゃならないと思っている。

それを疎かにしたり、シラケている人間で、成功したり活躍しているやつを見たことがない。

とくに管理職ほどそういう真剣さが求められる。遊びごとでも本気でできない人間、言い換えると、部下たちの前で心の鎧(よろい)を捨てて、裸(心のことね)のつきあいをせずして、「ワシには心を開いて」と言っても、部下が心を開く訳がない。こっちが裸になるから相手も裸になってくれるのだ。

恥ずかしい過去だけど、昔ボクは会社の慰安旅行を幹部社員に任せて参加しなかった。

「オレ(社長)が来ると、メンバーが気を使うから楽しんでおいで」と気の利いた風なことを言っていた。

今思えば、他でもないボク自身が社員と距離を置こうとしていたのだ。もっと言うと、仕事にも、社員にも、「愛」が足りなかったのだ。

そう。人数は今よりうんと少なかったのに、むしろ昔の方がベクトルはバラバラだったのだ。それは当時のメンバーの問題ではなく、ボクの心のありようや、リーダーシップの欠如が原因だったのだ。

幸いにも今、ひとりひとりの経験や技術はまちまちだけど、みんな素直で心根の優しい一生懸命なメンバーが揃ってきた。

この2つの集団をシアワセに導くことができなかったら経営者として、人間として許されないだろう。管理職のメンバーも同様。心血を注いで経営に取り組まなくっちゃならない。

はてさて。ボク自身は4打席で1フォアボール、ホームランとヒットが1本ずつでまずまずのスタート。打って投げて走れる社長を目指す。