「行ってきます」

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1月3日の早朝、帰省してた息子がオレゴンに帰っていった。

結局、帰省している間は、朝から晩(というより昼から朝?)まで遊んでばかり。公共施設のようにいろんな若者が出入りしていた。

二人だけで過ごしたと言えば、元旦に息子の母校オレゴン大学のローズボールの試合をソファーに転がって観戦したくらいか。

それでも家を出て少しは半人前になってきたようだ。

バイトで少し稼げるようになったせいか、お年玉も小遣いも受け取ろうとしない。
「パパ、大学に行かせてくれていつもありがとうね」とコソバユイことをよく口にする。

子どもたちには昔から元気でいてくれること以外、なるべく望まないようにしている。それ以上望むことは贅沢なことだと思っているからだ。ただ健康で、少しでも人や社会に役立つ人に成ってくれたら有り難い。あとは背中で見せてきたからいい加減なことはしないだろう。

娘もサミシイようで強くハグをした。こいつらは何を話すことがあるのか、しょっちゅう電話し合っているらしい。そういえば、ボクも弟とどうでもいい話ばかりしているけど。。

息子は「行ってきます」と2回言った。
そっか、大半の時間をオレゴンで過ごしても「行ってきます」なんだ。

息子の車が角を曲がって見えなくなってもしばらく腕を組んだままその方向を眺めた。