土曜日のカリフォルニアロール

NO IMAGE

土曜日の朝。

毎朝のように、スケジュール管理ソフト(サイボーズ)をチェックすると、帯(来客)も予定もなく真っ白け。こういう日は一年に何日もない。

貯まっている仕事を片付けたら、ジムに行って、そうそう、テニスで思い切り汗を流そう。

さっそく近所に住む友人のトシさんに電話をすると寝起きの声。

ハッと思って「今、どこですか」と聞いたら、「ハワイ(出張先)です。ちょうど起きようと思ってました」だって。ごめんなさい!!ハワイはまだ午前6時前であった。

先週の月曜日から娘は、現地の子どもたちに英語を教えるボランティアで台湾に行ってしまった。火曜日からはカミサンと息子が日本に里帰り。

そんなことでボクは独りで留守番をする毎日。

「独りの身分」>「独身」>「デビルウィング」なんて邪(ヨコシマ)な連想をしてひとり笑っていたけど、ドッコイそうはいかず、今週も、来客、会議、営業同行、来客、会議、出張の連続で、毎日(細切れで)4〜5時間の睡眠時間だった。

それは忙しさもあるんだけど、パラレルで練っているLCEとライトハウスの事業構想、相談を受けているクライアントの事業立て直しが、四六時中アタマから離れなくて、床についても気分が昂(たかぶ)って眠れないのだ。

それは決して苦痛ではなく、閃き(ひらめき)の波が不規則に押し寄せ、その度に帳面を開いて書き込むのを繰り返しているのだ。

もうオールナイトでハイテンション。そんなことであっという間に朝が来てしまう。仕事のことを考えていると楽しくて仕方ないのだ。

さすがにこれではカラダが持たないので、サンディエゴの出張から戻ってきた昨晩は、マッサージチェアで入念に全身をほぐして、睡眠補助のピルを飲んで泥のように眠った。

おかげで今朝はずいぶん体調が良い。

お客さんに恵まれて、大好きな仕事を、背中を預けられる仲間や、頼もしくてかわいいメンバーたちと、クタクタになるまで取り組む日常の連続。

少しでも世の中に役に立てているという実感。

調子が良くても悪くても何ら変わりない友人。

健康でいてくれる家族。よく笑う家族。

強靭なボク自身のカラダ。

身の回りには感謝しかない。感謝を忘れてはならない。

ボクは感謝に包まれたカリフォルニアロールだ。