早朝のグロッサリー

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今日は母の日。

子どもたちに引っ張られて、母の日の準備のために早朝のグロッサリーに行った。ミラーをのぞくとアタマが撥(は)ねている。

日曜日の朝だから走っている車は少ないのだけど、前の3台の車(ボクの車を入れると4台続けて)が続けてグロッサリーの駐車場に入っていった。もう一方の入り口からも車が何台か入ってくる。

面白いことに行き来するのはほとんどが男性。

そう、奥さんや母親に花を贈ったり、料理で腕を振るう男性たちで今朝は繁盛しているのだ。

花売り場のコーナーがいつもより拡張して大量の花を陳列している。

そのまわりで腕を組んで花を選ぶ男たち。下はパジャマで寝癖のアタマだったりする。なんだかふわふわした気持ちの良い空間だ。

やわらかい桃色のバラの花束にしよう。子どもたちと花を決めてからカートを押す。

肉のコーナーの前にも考える男性。あんまり料理しそうな感じじゃないからステーキを焼くのかな。ステーキは実はむずかしいのだけどね。

あんたもかい、目が合うとそんな感じでニコッと笑う。

今晩は弟の家族といっしょに母の日を祝うので、ボクはシャンパンを補充して、娘は何やらスィーツを拵(こしら)えるために、店員さんに尋ねて聞いたことのないような材料を揃えている。息子はブルーベリーのパンケーキを作るとはりきっている。

キングクラブの大きな足を2本包んでもらって、野菜のスティックもカートに放り込んだ。午後からは日本のグロッサリーに行こう。

「よし。今日はパパがとっておきの鍋をつくってやろう」

「切って鍋に入れるだけじゃん!」

子どもたちが声を揃えてツッコミを入れた。