ジェットブルー

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ロサンゼルスからボストンへ向かうジェットブルーの機内で書いている。

コロラド州、ニューメキシコ州、カンザス州、オクラホマ州の境界線がちょうどぶつかり合うあたり。窓から視線を落とすと、州境を示す重厚なフェンスが縦横に走る(ごめんなさい、そんなのありません)。

年中出張で飛び回っている住友電工の川口さんに勧められて以来、米国内の出張は、できるだけジェットブルーを使っている。

いろいろな理由があるのだけど、まず空港がロサンゼルス国際空港(LAX)ではなく、ロングビーチ空港であることは大きい。

どちらも自宅からは同じような距離だけど、LAXは広すぎてパーキングから遠い。一番近い空港内のパーキングは一泊約30ドル、空港外だと10数ドルでもあるけどシャトルに乗らねばならない。これが面倒くさい。

ロングビーチ空港はこじんまりしているので、(パーキングは近いところから15ドル、12ドル、9ドルから選べるのだけど)9ドルのエリアでも距離は知れている。

さらに大きな理由はチェックインのスピード。手際の良さと言ってもよい。

先週は目的地の関係で、仕方なくユナイテッドで出張をしたのだけど、どこに並ぶかわかりにくい、順番待ちのラインが長い、処理がやたら遅い、の三拍子。

さらに手荷物検査でも、長〜い行列が待っていて、やっと順番が来たと思ったら、土産の焼酎「刀」を没収された。そう、液体は手荷物で持ち込めないのだった。これはウカツ。そこからさらに標識に沿ってひたすら歩く。

もう飛行機が発つ前にヨレヨレになりそうだ。

それが今朝。

毎度、ジェットブルーは(職員の態度はどっちもどっちでガサツだけど)スピーディ。

資料や土産でいっぱいの、大きなスーツケースがあったのだけど、建物の前のカウンターで、量りに載せたら、いっしょにボーディングパスが発行された。

その間わずか1分間。
あんまりカンタンなのでもう一度確認したら、それで手続きはすべておしまい。

以前よりさらに早くなっている。

ちなみ、そこに並んでいたのはボクの前にひとりだけだった。

また良くも悪くも、ロングビーチ空港は手荷物チェックもピリピリしていない。
まぁ、確かにテロが狙うとしたら、せいぜい517番目くらいだと思う。田舎空港だし。

あっさり検査を通過すると、すぐそこがハイ、搭乗口。

LAXと、空港施設に入ってから搭乗口に着くまでの時間を競ったら30分近く差がつくのではないか。それって時間だけじゃなく、ストレスもずいぶんちがう。

空港施設こそプレハブで簡素だけど、カーペットはキレイでよちよち赤ん坊が這っていたりする。なんか落ち着くんだなあ。

飛行機自体新しく、ビジネスクラスがない分、全席広めで個人テレビが装備。
せいぜい5、6時間の国内移動であれば十分快適だ。

予約は、片道からカンタンにオンラインでできる。
次回の出張や旅行にぜひ試してください。
(ジェットブルーから広告料をもらわなくちゃ)

個人テレビに目をやると、まもなくイリノイ州に入るところまで来ている。

午前5時前に起きて6時間経つのに、まったく疲れを感じないのは、ロングビーチ空港とジェットブルーのおかげによるところが大きそうだ。感謝。

www.jetblue.com