2007年もよろしくお願いいたします

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 こうして、ライトハウスとして新年のご挨拶をさせていただくのは19回目になります。そして翌2008年の新春は節目の20回目です。

 89年の創刊当時は、東芝のルポ(ワープロ)に人差し指で原稿を打ち込み、それをコピーマシンで縮小して、カッターで切り貼りした手作り版下 を、まるでガラス細工でも扱うように箱に入れて、印刷所に持ち込んでいました。タイトルや広告コピーなど級数の大きな文字は、リトルトーキョーの写植屋さ んでこしらえてもらいました。もちろんタイトルもコピーも記事もすべて自分たちで書きます。版入直前の真夜中に誤植を発見した時は、髪の毛がバッサリ抜け る思いでした(今も名残が残っています)。印刷の機械が故障したり、紙が破れて2、3時間遅れは当たり前で、そうこうしていると日刊紙の印刷に割り込まれ て、ようやく刷り終わったら明け方という日もありました。

 今では、記事も広告もPC上でレイアウトして、そのままデータで版入ができる便利な時代になりました。それでも吐く息が白くなる真夜中や明け方に、機械から刷り上がる1冊1冊を、ライトハウスのスタッフが真剣な眼差しでチェックする風景は今も昔も変わりません。

 皆様が読んでくださるライトハウスは、紙でできているけど、血の通った私たちの分身です。

 2007年。この1年は今一度原点に立ち返り、何より編集記事の充実に全力を注ぎます。また、今では分業化されて機会が遠ざかっている、メンバーによる配達も年内に復活します。軍手でカートを押すメンバーを見かけたら、ぜひ声をかけてください。

 新しい1年も、どうぞライトハウスを応援してください!