顧客との理想の関係

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いきなり、下記は弊社デザイナーAくんからのメール。
「本日、T社様へ、営業担当のBさんと同行しました。
やはり、先方のオフィス、W社長、その他の従業員の方々とお会いして、いろいろなお話を直接聞くことで、先方の弊社へ対する温度がよくわかりました。
明日、ミーティングの中で、他のデザイナーともこうした動きについて話し合う予定にしています。

さらに、自分から言うのはおこがましいのですが、長年おつきあいいただいている、不動産のS様から先日「あなたの対応は人間味がある」とおっしゃっていただきました。
これまでファックスのみでやりとりしてきたクライアントさんですが、なるべく電話で対応するように、最近やり方をかえてきたので、それが功を奏した、ということでしょうか。

これらも、今後の積み重ねが大事ですね。地道ですが、コツコツやっていきたいとおもいます。」
実は先月、Aくんからの提案で、直接デザイナーが広告主のお店や会社をお訪ねして、
「どんなところで、どんな方たちが、どんな想いを持って仕事をされているか、また何をライトハウスに期待してくれているか」知る機会を作り、それを単発ではなく、継続的な仕組みにしようと声が上がった。
一般的には、営業担当者がある程度まで広告主と内容をつめて、コピーライターとデザイナーにバトンタッチする。その後のやり取りは多くの場合、事務的な電話やメール、ファックスのみだから、直接デザイナーが広告主と顔を合わせることがない。そうすると「必要な情報」は伝わるけど、一番大切な広告主の「情熱」や「想い」がなかなか伝わりにくい。
4名の広告制作のデザイナーが、不定期の広告主も含めると600件近い広告主を訪ねることになるので、締め切りの合間を縫ってひとまわりするのは一年がかりの試みとなる。決して「作業」や「惰性」にならぬよう、一件一件愛を持ってていねいに根付かせてほしい。
顧客との理想の関係は、ライトハウスと広告主という会社の繋がりだけでなく、個人と個人という複数の絆が生まれて、それを何十年もかけて育み、共に苦難を乗り越えて、時代の中で成長を重ねて、ヨロコビを分かち合っていくことだと思う。
一方で、片山をリーダーにわずか3人で回してきた営業部(顧客事業開発部)も、夏に向けてある程度の補強の目処が立った。人数が揃うことで、健全な競争、部内の切磋琢磨も期待できるだろう。これまでは、どうしても新規開拓や売上目標の達成にしかエネルギーが割けなかったが、来年にむけて少しずつ、新規開拓同様、あるいはそれ以上に、既存の顧客へのケアに情熱とマンパワーを費やしたい。そしてみんなに愛される会社、愛される個人の集団になりたい。
再来年には創刊20年目に入る。アクセル全快で通過したい。