ロサンゼルステクニカルジョブフェア

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先週末の2月18,19日の両日は、トーランス市のマリオットホテルで実施された「2006ロサンゼルステクニカルジョブフェア」にライトハウスとして出展した。

われわれのような地元日系企業に加えて、日本からも有名企業を含む10数社の企業が出展。天候不順で東海岸や北部の学生が参加できなかったのはとても残念だったけど、500名近くの卒業を控えた学生がジョブフェアを訪れ、二日間ともに盛況のうちに終わった。日本での人材不足に加えて優秀な学生が多かったのだろう。多くの企業で相当の内定者が出たようだ。

ライトハウスは、営業、編集、制作の責任者が二日間にわたって、事前予約と飛び込みを合わせて、41名の方たちの面接をさせてもらった。

今回の募集は広告の営業だから、われわれ面接者は、ライトハウスのメンバーの視点とともに、広告主の視点でその人を見る。この人が営業マンとして訪ねてきたときに、心を開きたくなるか、大切な事業の話を相談するに足る人物か、未熟であっても応援してやろうと思わせるキャラクターであるかどうか。

乱暴な言い方をすると、できる人かどうかはすぐにわからないけど、通用しない人は5秒でわかる。目が合った瞬間と言ってもいいだろう。

他の人は知らないけど、私は、目が合った最初の表情や、面接の待合席でふと気を抜いたときの表情、面接の予約カードを受け取るときの受け答えをよく見ている。そういう時、その子が受けてきた躾とか、本性って出ると思う。

全体では、しっかりしている学生が多かったけど、なかには(髪を掻揚げながら)予約カードを人差し指と中指の間ではさんで受け取る謎の女性や、遅刻してきて「今、いっすか」とクネクネすり寄ってくる火星人風もいた。どこでどうなったんだろう、この人たちは。

またムズカシイ顔でポケットに手をつっこみ、ブースの中の様子をうかがう青年とか、くちゃくちゃガムを噛んでいる若者にはあっさり降参した。参った。

こんなことばっかり書いていると、酷い学生ばっかり来ていたみたいだけど決してそんなわけではなく、まっすぐで、気持ちの良い留学生もいっぱいいた。

海外に飛び出して卒業まで頑張り抜くということは並大抵のことではなかったろうし、それを乗り越えた若者たちだから、将来を真剣かつ緻密に考えている人が多かった。そういう若者はどこに行っても、会社や国を背負って立つ人になるのだろう。

そんな中で今回、ライトハウスとしては内定者、インターン候補合わせて5名の方とこれからお話をさせていただく。

将来はこのジョブフェアに、地元企業がもっともっとたくさん出展して、アメリカで働きたい若者の受け皿になってくれたら素晴らしいと思う。

次回に開催は6月中旬。ぜひ多くの留学生のみなさんに参加してほしい。