ようこそJAPAN

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出張二日目、大阪から東京に向かう新幹線で書いている。

今回はアポイントの都合で関西から入ったのだけど、つい先頃、関西直行便が就航したエバー航空に初めて乗った。

機体が新しくて清潔、サービスも気持ち良い。

今回、COSTCOで入手したフィリップスの消音ヘッドフォンを試したのだけど、これがなかなかのスグレモノ。

つけているとわかりにくいけど、ヘッドフォンのスイッチを入れた状態から、ヘッドフォンを外してみると機内の騒音の大きさにビックリする。

今こうして書いている間も、ボクは新幹線の中、そのヘッドフォンとIpodでボサノバを聴いているのだけど、完全にマイワールド。ノイズもまわりの会話も入ってこないから、メールやレポートのチェックに集中できる。

はてさて、話はもどって関西国際空港。

ボクはアメリカの市民権を取得してアメリカ人になったのだけど、入管のラインの長いこと遅いこと。

ざっと数えて300人も並んでいるのに検査官の窓口はたった6つ。一方、日本人の窓口は4つあって誰も並んでいない。時々ぱらぱら。

観光や商用で来たであろうまわりの外国人はずっとため息や舌打ちをしている。

後ろのアメリカ人はケイタイで「狂ったように長い行列だ。もう一時間も並んでる。この後も一時間は並んでいるだろう(ちょっと大袈裟)」と憤慨しながら今晩会う人に連絡していた。

入口でこんな体験をさせられたらまた来たいとは思いにくいだろうに。

入管をしっかりやってくれることはありがたいけど、それならばせめて他の窓口を開けてスムーズにすれば良いのにと思う。

「ようこそJAPAN」キャンペーンをやっているけど、あんまり「ようこそ」していない。あいかわらずジャパンレールパスはのぞみ号を利用できないし。ガラガラののぞみの車両が行き過ぎるのを見守りながら不思議の国日本を想う。「ようこそ」かなと。

なんて、グチを言っても仕方がないので、書類に目を通したり、バッグを両手に持ってかかとを上げ下げして運動したけど。

グチ、怒り、過ぎたる欲は3悪というからね。

最後の税関のチェックで、ボクのパスポートを開いた検査のおにいちゃん。
1ページずつ入念にチェック。時々怪訝な表情を浮かべる。

なんだなんだ。

「いやぁ〜行ってますね〜っ、あちこち!」(関西調)

放っといたれや!