ストレスがたまらん

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早朝の自転車はまだ肌寒く、手袋とジャンパーは欠かせない。
それでも、パロスバーデスの山裾から山頂にある自宅に辿り着く頃には湯気が立ちそうなくらいカラダがあったまる。今年は秋にかけて、高山や自転車の長距離イベントに挑戦するのでそろそろピッチを上げて鍛えていくのだ。

「パパってストレスたまる?」

「たまらない」

昨晩、16歳になったばっかりの娘が言い終わる前にカミサンが先に答えた。
ちなみにボクはまだ答えていない。

「ストレスがたまらないのは良いことなんだよ」

むこうのデスクから息子がフォローするのだけど、すでにそれは既成事実になっている。

確かにボクは遺伝子に導かれて髪の毛が抜けることはあっても、ストレスが原因で抜けることはない。

うっかり食べ過ぎて胃がもたれることはあっても、ストレスでキリキリすることはない。

モノごとを悲観的に考えることができないのだ。

過去に失敗やヤケドをたくさんした。

もちろん反省はするし、計画する時に最悪のシナリオも描くのだけど、根底のところでは、失敗や逆境はやがて将来の大成功大躍進に必要な大切なパズルのピースになると思っている。

身に降り掛かるすべての事象は必然で、その痛みや悲しみは、何かを知らせるサインであったり、将来の大失敗を未然に防ぐためのブレーキだったりするのだ。

ライトハウスの連載コラムでおなじみ阪本啓一さんが言っていたけど、「困ったことは起こらない」のだ。そう、気持ちの持ち方次第で。

悩んでいるのはひとりじゃない。何かにコンプレックスを持っているとしたら、むしろそれは健全なことだと思う。人と比べたり、自分だけ不幸だって思うのが、まさに不幸の始まり。

せっかく今生きてることに感謝しなくちゃ。生きてられることは当たり前じゃない。

それにしてもうちのカミサン。。。。。勝手に答えるのやめてほしい。