イベント

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昨晩、吉田ソースの吉田会長のサンディエゴでの講演会が大盛況のうちに幕を閉じた。

今朝から一日中、講演に参加した方たちからのお礼のメールが届く。

「感動した」「勇気が出た」「人生を改めて考えた」「今からでも頑張ろう」「他言語で聴かせたい」ボクたちが欲しかった言葉、ボクたちのエネルギーの源泉がメールの中にちりばめられている。

参加者への講演の感想の集計は「たいへん良かった 81%」「良かった 18%」有り得ないような驚異的な数字に、ボクらメンバーも目を白黒させて驚いたり喜んだり。

イベントがうまくいった翌日、お礼のメールや集計結果を眺めるのは、クリスマスの日に、クリスマスツリーの根元に集めておいたプレゼントを一箱ずつ開けていくのと似ている。贈り主に感謝しながらひとつひとつ開けていく。

これまであまり大きな日系のイベントがなかったサンディエゴ在住の方たちに、
ロサンゼルス、ニューヨーク(NYジャピオン主催)の講演会で大成功を収めた吉田会長のサクセスストーリーをぜひ聴いてほしいと思い立ったのが3ヶ月前(会長も心意気で快諾!)。

決定後、毎号フルページの広告掲載はもちろん、地元の商店のみなさんの熱烈バックアップで街中にポスターを貼らせていただいた。

会場もできるだけ大勢の方が見られるように立派な広い部屋をおさえた。

だけど、当初はボクたちの意気込みに反してチケットの出足は今ひとつ。今日3枚、今日は1枚、今日2枚、そんなペースでみなヤキモキした。

それが、開催まで一週間を切ったあたりからチケットの売れ行きが飛躍的に伸びて、最後は会場のキャパシティいっぱいいっぱいまで、地元サンディエゴはもちろん、遠くはロサンゼルスやオレンジ郡からも大勢に方が足を運んでくれた。

ライトハウスはイベント用の人を置いていない。みんな営業や経理や編集やデザインのメンバーが、通常業務とひとり2役3役掛け持ちで、準備から当日の運営、フォローまで(インターンを含む)社内で対応する。

身内を褒めてはいけないけど、「このイベントは必ず喜んでもらえる。喜ばせたい」その信念だけで、メンバーが地を這うような努力で会場を一席一席埋めていく。

うちのメンバーしか、とは決して言わないけど、うちのメンバーだからこそ、豪華な講師陣に恥じない、会場を埋めるイベント運営ができていると思う。

ボクたちが日系社会に向けてイベントをする理由はただひとつ。

日本から縁あってこの地に移り住み、同じ日系社会に暮らす方たちに「喜んでもらうこと」

永住組、駐在員、留学生、そのバックグラウンドはちがっても、異国で言語や文化の壁を越えていくのって並大抵のことじゃない。みんな口に出さないけど、叫びたいことや泣きたいことだってあるだろう。越えたと思ったら壁ばっかりだ。プレッシャーに負けそうになることもある。ヨロコビもいっぱいあるけど、異国ゆえの苦労は尽きない。

そんな日常の連続の中で、講演会やコンサートは、非日常の世界だったり、ちょっとした「晴れ」であったりする。「ある日」「誰か」のその言葉やメロディが、人生を豊かにしたり、勇気づけたり、わだかまりを氷解させてくれたりするかも知れない。リセットできるかもしれない。
また明日から、自分や家族や職場の人を元気づけたりできるかも知れない。
もうあきらめて帰国しようかと思ってる人が、持ち直して、何年後かに誰かの背中を叩いて励ませる人になっているかも知れない。

そうなってほしい。

ここにいっしょに暮らす日系社会の住人といっしょにシアワセになりたい。
ボクのようなできそこないを、ひとまず食えるように成長させてくれたこの日系社会に恩返しをしたい。

そんな思いでボクらはイベントに取り組んでいる。

そうそう。今日こんなメールもいただいた。

「今年は20周年で20回のイベントだから、来年は21回ガンバレ」って。気絶していいでしょうか。