大切な方たちを迎えて

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3月7日は新社屋のオープンハウスを開催した。

ありがたいことに、このオープンハウスに合わせて、世界中にある花とプラントをすべてここに集めたのではないかと見紛うくらい、新社屋は瑞々(みずみず)しいお祝いで埋め尽くされた。

おもてなしに、BGMにはお琴の奏者に来てもらい、おいしい寿司とイタリアンをたっぷり用意して、サンディエゴからもメンバーが駆けつけ、スタッフ全員正装の気合い満点でお客さんを迎えた。

午後1時に開場して、しばらくすると2階の2400スクエア(220平米)のパーティ会場がいっぱいになるくらい大勢の方が訪れてくれた。

とくに、昔を知るクライアントや友人は「あんなとこから、良くがんばったなあ」と笑顔で労ってくれた。

「アパートの一室から頑張ったもんねえ」「アナタ、みんなが遊んでる夜中の1時2時でもカラオケバーに営業通ってたもん。最後はオーナーが根負けしちゃったよね」「この野郎、うちの方が会社おっきかったのに。今日はすごく刺激になったぞ。オレも負けられない。頑張るぞ!」

共有できる歴史を持つ支援者や仲間からの労いは、もう、盆と正月が20年分セットで届いたくらいうれしい。そう、いっしょにこのコミュニティで、おたがいに辛い時も苦しい時もあったろうけど、ともに乗り越え、ともに歳を重ねたんだもの。

大切な人たちとの歴史こそ、決してカネでは買えない人生の財産だ。

夕方からは、お客さんが入れ替わるカタチで、こちらはコラムライターやベンダーさんを中心に、ふだんライトハウスを縁の下で支えてくれている方たちへのお披露目を兼ねた謝恩会を実施した。こちらも、大勢の方たちと紡いできた歴史を懐かしむことができた。

もっと立派なオフィスに引っ越す会社は世界に数多(あまた)とあるだろうけど、こんなにたくさんの方が祝ってくれる会社は世の中探したってそんなにないだろうと誇りに思う。

本当にたくさんの方たちの温かい心に支えてもらって成り立っている会社なんだ。

たくさんのご縁の方たちと、その中で、一日立ちっぱなしなのに疲れも見せずキビキビと笑顔で動くスタッフを眺め(そうそう、家族も応援に駆けつけてくれて)、こうしてみんなと同じ時代、同じ時間を共有して生きていられることに心から感謝した。これ以上のシアワセはないだろう。