キックオフ

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一昨日の夜あたりからこのサウスベイには強い風が吹いている。
秋の風景を抜けて会社に着くと温かいコーヒーが飲みたくなる。
最後にアイスコーヒーを飲んだのはいつだっけ。

昨日は第4四半期のキックオフ。
四半期の振り返りと、会社や部署の方針・個人の抱負を全体で共有する。

その中でボクの役割は、

グループとして少し長いスパンで考えていること、
ライトハウスが会社や個人としてやるべきこと、
また姿勢としてどうあるべきか、

をみんなに伝えることだ。

とくに今回は、うちの儲けは二の次三の次で、読者やここで事業を営む方たちを元気(勇気)づけることが、すべてにおいて優先されるべきことと伝えた。今こそ、ボクらを育ててくれたこの日系社会を元気づけ、勇気づけ、励ます時なのだ。

幸いライトハウスは、嵐がもう2、3年続いても耐えられるよう好況時に備えてきたのでダムがある。身近なところに気を配り、その一方で、将来のチャレンジに向けて準備をしていく時期だ。

ハワイ版創刊については、直接関わるメンバーもそうでないメンバーも全員が当事者意識をもって事に当たること、自分たちのやってきたことや存在そのものを世に問う挑戦であることを今一度伝えた。

それにしても、ボクが日本やハワイや世界に目を向けて仕事をできるのもメンバーのおかげが大きい。

ボクが数週間出張で会社を空けても、本誌はキチンと発行されるし、教育研修は運営される。

ボクにメールで確認や共有(報告)は来るけど、やっかいな相談事はまず来ない。弟の雄三からの流れで、片山や幹部の西川、青木、川嶋、鎌塚らがカラダを張って難題や揉め事を解決してくれるし、メンバーの多くが自ら考え行動できる集団だから、ボクは背中を預けっぱなしで戦えるのだ。

あまり身内を褒めてはならないが、ライトハウスはメンバーのプロ意識と責任感が支えている部分が大きい。

今週日本から視察に来ていたある学校の理事長がおっしゃってくれた。

「ライトハウスさんの社員でやらされて仕事をしている人はひとりもいませんね。みなさん、自分で考えて行動しているし、何より心がこもっています」

経営者として最高の褒め言葉をいただいた。
彼らに恥じぬよう生きなくては。

「アメリカで暮らす人、アメリカを目指す人の道しるべ」となるのだ、そして物心の両面でメンバーがシアワセになれる会社を目指すのだと、あらためて拳を強く握りしめた。