寒空にダボシャツ

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土曜日の朝。今朝の自転車は昨日より一段と寒かった。

朝ゴハンを食べているところに息子がパパのシャツ借りるよとボクのクローゼットへ。

うちのカミサンもチビどもも、ボクの大きめの服が着心地が良いようで、勝手にクローゼットを出入りして物色する。そこは寛大なボクだから許せるとして、家中にボクの服を脱ぎ捨てて、時には年末の大掃除にぐったり衰弱したジャケットが発見されたりするから腹が立つ。洋服に口があったなら、「ヤツらには着てほしくないよ」と涙目で訴えるにちがいない。

この寒空に息子が選んだのは白い半袖のダボシャツ。
肌触りが良くて涼しいから夏は多用するけど、寅さんみたいでオッサン臭いから悟られないようにボクが着ていたそれ。

デニムのうえにそのシャツを着た息子は浮浪児にしか見えない。
それにこんな寒い日。すごくヘン。

だけど、ボクといっしょで「マイワールド」の人だから、人にどう映るかより自分が気に入ってることが大切なようで、出迎えの先生はギョッとしたけど機嫌良く日本語学校に登校していった。上着も持たず。

学生時代のボクそのもので後ろ姿が可笑しかった。