厄男の振り返りと決意

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 1220日の日曜日。

今年の仕事納めまであと3日(ハワイ版は1230日)

来年以降の反省や課題が盛りだくさんだし、決して良いことばかりではなかったけど、全力疾走した充実感はある。

少し早いけど、今年のうれしかったベスト5を振り返る。

1番うれしかった出来事は4年間離れた弟がライトハウスに帰ってきたこと。

理屈抜きでうれしくてありがたい。心強い。アホなヤツだけど。

2番目はそのまま関連する出来事だけど、念願のハワイ版を創刊できたこと。

誌面をどうやって充実させていくか、広告主さんにどうやって広告効果をお返しするか、課題は尽きないけど、地元の方たちに愛され、誇りに思っていただけるような日本語情報誌に育てていきたい。

今回の創刊はアロハストリートの社長上野さんのバックアップなしには実現しなかったろう。

ハワイにたくさんの仲間ができたことも人生を豊かにしてくれた。

上野さん同様に、そんな方たちの温かい応援や信頼にハワイ版は支えてもらっている。

3番目は、青木(制作部長)が勤続15周年、川嶋(編集長)、片山(副社長)、鎌塚(教育事業部長)がそれぞれ勤続10周年を迎えたこと。大切な人生を託してついてきてくれる責任と感謝を全身で感じている。絶対に報いたいし、もっともっといっしょに成長したい。

まだ山の2合目だからね。頂上も見えません。

4番目は、サンディエゴ版がこんな不況の中で、廣田を中心に新体制で業績を伸ばすことができたこと。昨年末、創刊から支えてくれたAくんが退職して不安が渦巻くスタートだったけど、秋口まで限りなく補強はゼロで、残ったメンバーとLAのメンバーのバックアップだけで売上を押し上げることに成功した。

責任者の廣田は見るからに頼りなさそうだし、実際不器用でおっちょこちょいだけど、誠実さとひたむきさと責任感で大きな仕事やり遂げてくれた。デザインと企画力でバックヤードを支えた伊藤の存在も大きい。ふたりの決して弱音を吐かない前向きな姿勢に、ボクは大切なことを学ばせてもらった。

これはLAのメンバーも同様で、本当は全員の名前をここに書いて、ひとりずつ胴上げして感謝を伝えたい。全員がライトハウスの宝だ。

ロサンゼルス版は業績を落としてしまったけど、毎年20年近く二桁成長で伸び続けていた頃より、こんな大不況の最中に、わずかな下げ幅で踏みとどまることができた今年の方がよっぽど価値があると思う。

それは日米の教育事業や日本のHR事業部も同様で、豚インフルや18歳人口の減少、就職氷河期など、ボクらの業界に向かい風が風速100メートルくらいで吹きつけたけど、なんとなんと、そんな最中にわずかながらも業績を伸ばすことができた。

思えばボクは、口を開けば厳しいことばかり言ってきたようで胸が痛いけど、この仲間たちだからできたのだと思う。このことも同率で4番目にうれしい。今年から年明けにかけていっぱい仕込みをしているので来年の今頃がすごく楽しみだ。

これが今年のうれしくてありがたかった出来事ベスト5だ。

泣ける出来事やゲンコツ話もいっぱいあったような気がするけど、メンバーやみんなの家族が無事に一年を過ごせた感謝を思えば誤差みたいなもんでみんな忘れてしまった。本当に良い一年だった。

ところで今週の土曜日、1226日でボクは満44歳。厄が明ける。

前厄からの3年間、そんな迷信みたいな話は無視するようにしてきたけど、これでもかこれでもかとパンチのある出来事が波状攻撃で襲ってくるし、身体の方も悔しいけどヒタヒタと迫る衰えを認めざるを得なかった。

そんな厄もあと6日。厄さえ明けたら怖いもんナシだ!(ってしっかり信じてる)

40代の残り時間は6年。

情報誌は人材の育成が追いつけば、米国内やアジアやヨーロッパにも打って出たい。

世界中のライトハウスを必要としてくれる都市に広げてみたい。

教育事業ももっとダイナミックに勝負したい。歴史に“人”を遺すような事業がしたい。

たっぷりあるようで6年しかない。

1日の精度、1時間の密度をもっともっとあげなくては。

2010年はそんな構想を実現するための仕込みの年でもある。

今よりさらに地道で地を這うような努力、誰にも負けない努力を重ねたい。人に会うこと、人に熱を伝えることを大切にしたい。

今年の振り返りもそこそこにもう来年が気になって仕方ない。