飼い猫に、、、

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クリスマスイブの朝。

毎朝のように寝室の前で、飼い猫のティラが朝ご飯を待っている。

今朝もドアを開けると、いつものようにアゴをしゃくるようにしてトコトコ先を進み、エサを入れるボウルの前でボクを見上げる。ここまではいつもと同じ。

いつもとちがうのは手の甲のあたりに裂かれたような傷みがあること。

やや二日酔いの鈍いアタマで昨夜の記憶を辿ると、そうだ思い出した。

若い仲間との忘年会で良い気持ちで帰宅した後、ティラとひとしきり遊んでいる時に何かの拍子で驚いたティラが思い切りボクの手を引っ掻いて逃げたのだ。ボクは怒って追いかけたけど、巧みに逃げられてしまいそのままボクは寝入ったのだ。

飼い猫に手を裂かれる。

エサを美味そうに食っている後ろから首を絞めようかと思ったが、また返り討ちにあってはかなわないので散歩に出た。

自然公園の中に街があるようなパロスバーデスは、相当な樹齢を経たであろう樹木が、個人の庭や道路脇に豊富に生えていて、朝の散歩の人たちの目を和ませる。

冬至を過ぎたばかりの明け方の樹木は、まだ紺色が残った空に豊富な枝を伸ばし、風に揺れる緑がオレンジ色の朝陽に映える。遠くには太平洋。

 

その広大なパノラマはしばらく立ち止って見入ってしまうくらい美しかった。

ラッキー!

 

大好きな風景の側で、大切な人たちに囲まれて、毎日笑って生きている。もう自分のことは十二分。来年はもっともっと働いてシアワセをシェアしなくては。今日から冬休みなのにもう来年が待ち遠しい。