学びがてんこ盛りの一週間

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 413日、土曜日の朝5時半。

娘のスケートリンクの側にあるスターバックスでコーヒーを飲んでいる。

昨晩はオレンジ郡で会食があって帰宅が遅かったのだけど、アラームなしで4時過ぎにはスッキリ目が覚めた。明日からは夏時間だから時計を1時間前に進める(冬時間より1時間早起き)のだけど、このリズムを大切にしたい。

昨日晩ご飯をごいっしょしたYさんは、日本を代表する電機メーカーの(南米も含む)米国法人の社長を務める。

Yさんとはまったく業界も会社の規模も違うけれど、ためになる経営の話をたくさん伺うことができた。

とくに、1000人を超える多国籍の従業員とどうやってベクトルを重ねるか、その工夫や努力の実例は大いに参考になった。

経営者自らが夢や思いを膝詰めで伝えること、小さな声に耳を傾けること、やっぱり基本は変わらない。

ライトハウスに当てはめるとどんな方法があるか考えながらメモをとった。

Yさんが過去に、事業部横断で、各事業部から2名優秀な人材を引き抜いて「モノ作りプロジェクトチーム」を作って実際に機能させるまでのエピソードも面白かった。

ライトハウスは、編集、制作、顧客事業開発(営業)、国際教育、たった事業部は4つしかないのに、ともすると「その中だけで考えて完結してしまう」ことがある。

それぞれの事業部(メンバー)が持つ経験、知恵、人脈、これらの経営資源すべてをクロスオーバーで活用できないと、これからの時代は生き残れないし、無いところから新しいモノは生み出せない。

世の中のみんなが「もっと速い馬がほしい」と考えた時代に、フォードが自動車を世に送り出したように、ライトハウスだって今この世の中に存在しないモノを送り出したいし、作りたい。そして次世代に残したい。

Yさんとは、5月あたりにカミサン同伴で再会しましょうとパーキングで別れた。

帳面にはメモがぎっしり。今週も学びの多い一週間だった。

 

そう。先週カミサンが日本に里帰りしていたこともあって、今週は月曜から金曜まで毎日会食で人と会っていた。

月曜日と火曜日は、日本から出張中のパートナー木田と事業をどう育てていくか、事業を通してどんな世の中を創りたいか議論した。また、木田自身が、大学や専門学校の経営まで踏み込んで営業をしているので、日本の学校経営の現状をアップデートすることができた。

水曜日はS先生との会食。日本の私立大学の教授を務めるS先生は、10年前に自ら立ち上げた新設学部を中部地区屈指の学部(偏差値が私学でNo.2)に育て上げた。S先生の学部は日本で最も成長している同大学のシンボル的な存在だ。

ライトハウスはその新設学部の設立前からコンテンツ作りに関わらせてもらっていて、S先生はクライアントであると同時に同志のような存在だ。ボクらはずっと夢を重ねて歩んできた。そんなS先生も来年で定年退職。S先生は今、大学への置き土産に様々なプロジェクトを仕込んでいる。まさに教職者にして経営者。S先生との時間は常に前向きで、大学経営のエッセンスが溢れている。

木曜日に会ったNYNo.1の日本語情報誌社長のOさんからは、お互いの地域の情報交換だけでなく、ライトハウスにはない営業戦略やトレーニングシステムを教わった。さっそくライトハウス式にアレンジしてみたい。

ちがう業界、ちがう地域、ちがう世代の人との交流からは学ぶことが多い。

学びと気づきがてんこ盛りの一週間だった。