会食とか時間のはなし

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 ひとつ前のブログで会食話を書いたけど、ボクは大人数での食事はあまりしない。

また、目的やテーマのないテーブルはあまり好まない。

別に堅い話好きということではない。

「情報交換」「構想(ブレスト)」「顔合わせ(関係作り)」「絆の強化」「チームビルディング」「士気高揚」「感謝のお礼」「迷惑のお詫び(関係修復)」「癒し」「発散(ストレス解消)」「奉仕」

集約するとこんな感じか。

これらの意味がキチンと見出せない時間、例えば、「とりあえず一杯」とか「惰性でひとまず」の時間をなるべく過ごしたくないのだ。けっこう居心地いいし、楽しかったりするから、油断するとそういう時間が人生を埋め尽くしかねない。

だって、人生の残り時間はこうしている間にも減っているわけで、与えられた時間を1秒だってムダにしたくない。ボクは1秒に重みと感謝を感じて生きたい。

会食だけでなく、電話も同様。

ボクはとりあえずの電話や長電話はなるべく掛けないようにしている。

手紙やメールと違って、何かをやっている相手の時間に割って入るのが電話だから、電話をする時は気を使うし、要件は完結に伝える。

メールで済むならメールで送るし、メールの方が記録に残るからメリットも多い。ただし、気持ちを乗せる話は絶対に電話の方が良い。メールでは送れない温度を伝えることができる。もし会えるなら会うのが一番良い。会わないと伝わらないことがある。そして会えばたいていのことは解決してしまう。

会議やブレスト、勉強会は、必ず30分とか1時間、お尻を決めて、耳から煙が出るくらい短期集中が望ましい。ボクが集中力がないからなのだけど。

ちなみにライトハウスの週に一回の幹部会は30分で終わらせることを目標にしている。読んでおくべき資料は事前にメールで共有しておくべきで、準備も意見もない幹部はいただけない(っていうか脳天チョップだ)。会議はそもそも意見と決断、確認の場だ。

ボクはこんなふうに考える。

例えば、仮に幹部一人当たりが価値にして年間に50万ドル稼がねばならないとすると、1時間あたりのコストは1人250ドル。7人だと30分で875ドル。その会議に1000ドル近いコストを掛けてやる価値はあったのか。そのくらいシビアに時間あたりのコストを考える。その分残業するとか、自分の時間を削ればいいという話ではない。

再び会食の話を少しだけ。

会食はできたら2人、せいぜい4人、少ない人数で深い話や本質的な議論がしたい。

みんなで話をすることが目的になって、人の噂話や芸能人がクシャミしたとかの話を聞かされると、ボクはすぐに幽体離脱しそうになる。

飲食店とかで飲んでると、となりの会話が聞えてくることがある。

「ジャニーズの誰それ、ホントは破局したんだって!」(お客A)

「マジで!」(お客B)

何が一体「マジ」なのかわからない。誰それが別れようが背が伸びようが洟(はな)を垂れようが、Bさんにはあまり関係ないと思うんだけど。

まあいい。

やっぱり夢のある熱い人、人生を前向きに楽しむ人、感謝と謙虚さを持つ人、遊び心とユーモアのある人、老若男女に関わりなく、そんな尊敬できる人と囲むテービルがシアワセで楽しい。