切磋琢磨の仲間たち

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 319日の金曜日。

今朝はNYから出張中の「NYジャピオン」(週刊日本語情報誌)の大西社長に講師をお願いして営業勉強会をした。

ボクの知る限り、世界中で日本語情報誌が同一地域に10誌以上存在する都市は、ロサンゼルス、ニューヨーク、上海、バンコクの4都市。これは、外務省の海外在留邦人人口調査の上位4都市そのまま。

(ちなみに5位以下は、ロンドン、シドニー、香港、バンクーバー、ホノルル、サンフランシスコの順番)

推定200誌以上ある海外の日本語メディアの中で、NYジャピオンは激戦区のニューヨークNo.1であるのはもちろん、クライアント数、広告売上、情報量で間違いなくトップ5に入る優良メディアだ。

誌面の質もさることながら、営業力は海外の日本語メディア経営者の間でも広く知られていて、そのエッセンスをぜひシェアしてくださいとお願いした次第。

もちろん、大西さんは二つ返事で協力してくれた。

詳しい内容は「秘伝のたれ」なので書くことができないけど、リアルに状況設定したロールプレイングによるトレーニング(営業スキル向上)や、効果的なキャンペーン手法、ライバルと自社メディアの(強み弱み)分析の仕方など、今この瞬間から活かせるノウハウを学ばせてもらった。ありがたい。

ボクが世話役を務めるワールドメディアアライアンス(WMA)の経営者仲間は、共有できるフィロソフィーを持っていて、互いの持つノウハウや知恵を惜しみなくシェアする。

ギブアンドテイクではなく、ギブアンドギブの気持ちで、自分が10年掛かって得たことを、仲間に無償でインストールすることで、その仲間は10年回り道をしなくてもすむ。経営、編集、制作、営業、回収、配布、社員教育、イベントなど、情報誌経営に必要な要素をお互いにシェアすることで経営や誌面作りがどんどん研ぎ澄まされていく。

ボクらが磨き合うことで、お互いが根を張る日系社会にさらに良い情報誌を届けることができるだろう。それはより住み良い日系社会づくりにもつながるし、世界中で個人が活躍するための足場を作ることにもつながる。

WMA仲間の間では、それ以外に、連載コラムや特集記事のシェア、イベントの講演者の紹介、良質な業者の紹介などをワールドワイドにやっている。

こんなふうにお互いの信頼の上に成り立つ切磋琢磨の集まりだから、経営がうまくいっていても、謙虚さや誠実さに欠ける経営者、行儀や評判の悪い経営者は仲間に入れない。規模の大小や経営の善し悪しではなく、フィロソフィーと人柄が一番大切だ。

大西さんが帰ってからさっそくLAは片山と、サンディエゴは廣田と、それぞれ今日の勉強会で得た知恵やノウハウをどうやって実務に落とし込んでいくか作戦会議をした。

もっともっとライトハウスは改善できる!さらにさらにライトハウスに磨きをかけるのだ!