勝ち負けは結果、目的は。。。

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 530日の日曜日。

今度こそLAに夏が来た。

ダッシュボードにしばらく置いただけのサングラスをかけると罰ゲームのように熱い。

午前中は息子の剣道の大会(団体戦)の応援。

息子は珍しく絶好調だったけど3回戦で敗退。

いつになくチームメイトの調子があがらなかった。

団体戦の良いのはそこで、息子の調子が悪くて足を引っ張ることもあるし、みんなの情熱と努力が噛み合って優勝できることもある。また今日のように噛み合ず報われないこともある。

何だか組織と似てる。剣道そのものの腕を磨くことももちろん大事だけど、チームで戦うことの難しさ、仲間を思いやるやさしさ、仲間と分かち合えるヨロコビ、自分が足を引っ張るもどかしさ、負ける悔しさ、そんなことを身につけていってくれたら良い。勝ち負けは結果で、目的は人間形成だから。

余談だけど、ボクのまわりの成功している経営者仲間も、学生時代華やかな舞台で脚光を浴びたというより、努力してもレギュラーになれなかった「補欠組」や「裏方」の方が多い。

本来、奥歯がめり込むような悔しい思いや、立っていられないくらいの惨めな経験をしないと、努力してもなかなか芽が出ない「大多数の人」の気持ちや傷みなんて汲み取れない。世の中は「天才以外」が支えて成り立っているのだ。

「オレ、天才」「オレ、名門のどこどこ出身」なんて言っても誰もついてきてくれない。ふりはしても。

息子を含め、若い人には社会に出る前にじゃんじゃん辛酸を舐めてほしい。

それにしてもうちの息子、負けた後ちっとも悔しがってなかったみたいだけど大丈夫やろか。