盛和塾の全国大会で学んだこと

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 横浜みなとみらいのパシフィコ横浜を会場に、ボクが学ぶ盛和塾(稲盛和夫さんが主宰する経営塾)の第18回目の全国大会が終わった。

稲盛さんの講話や、同じ塾生の経営発表の中から学んだことを書いてみたい。

 

経営者はまず自らの実践。正直、誠実、地道、一生懸命、やさしい心、利他の心、足るを知る、欲を減らす。

従業員を愛し、共に人格を磨き、心を重ねることが大切。勉強会や合宿研修、コンパ、社員旅行、スポーツイベント等はすごく大切。

事業の飛び石は厳禁。安易な拡大ではなく、本業を徹底的に深堀&強化する。全員が数字と目標を共有する。

業績とは、経営者の器量・人格・考え方・哲学の現れ。

企業は発展すると、経営が高度化&複雑化していく。それに備えてリーダーは常に心を高め経営を磨いておかないと役割を果たせなくなってしまう。

経営者が自分を磨き、学び続けるのは「正しい判断をするため」。社員やその家族を守り続けるために誤った判断を決してしてはならない。

そう、判断(決断)は経営者の重要な仕事。

「損得」を基準に判断をすると必ずうまくいかなくなる。事の「善悪(人として正しいか)」で判断をすべき。常に心を高めておかないと人間は「損得」で判断してしまう。

人間の心の真ん中には「真我(利他の心)」と「自我(利己の心)」がある。人は物事を自我(低次元)で判断し勝ちだから、「足るを知り」「自我を抑える」ことが大切。そうすれば、人を思いやる「真我(利他)」で判断ができる。

心を高めることは、自我(利己)を抑え、真我(利他)を伸ばすこと。人を慈しみ、助けることを持つこと。

人生は良きことを想い、良きことを行えば必ず好転する。

命がある間に、少しでも魂を磨くことが人生の目的。お金や地位や名誉を否定せずとも人生の本来の目的ではない。

今、幸せであれば、意識せねば驕りや慢心につながるから試練。逆境にあっても試練。災難も成功も試練であれば、人生とかあざなえる縄のようなものだ。幸せは不幸に繋がり、不幸もまた幸せに繋がっている。人生が不公平に思える時もあるが決してそうでは無かったりする。

そもそも人生も経営も試練の連続。大切なことはそれをどう受け止めるか。

心を高める方法は決して座禅を組んだり荒行をすることだけではない。我々経営者が仕事に打ち込み、遊びたい心や怠け心を打ち消して、誰にも負けない努力で働くことも立派な修行なのだ。

昼食をとったかも忘れるくらい、夕食は素うどんを啜り真夜中まで懸命に働くことも、お坊さんの修行三昧と同じで自分を磨き高めること。

ボクら経営者が誰にも負けない努力と利他の心で、それぞれの企業を発展させることが、ひいては日本経済の発展、人類社会の発展につながる。

 

こんなことを二日間で学び、気づき、反省し、目標がうんと高くなった。まずボクから実践、実践、実践だ。