大相撲ロサンゼルス場所

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「せっかくだから、水入らずで行っておいでよ」

と家内に背中をおされて、親父と二人、大相撲ロサンゼルス場所に行ってきた。

空席が多かったという声もあろうが、あの大きなスポーツアリーナを会場に、よくあれだけのお客さんを集めたと思う。日本人だけでなく、アメリカ人やハワイ系、モンゴル系と見受けられる人も多く、なかなか国際色豊かな観客席だった。

主催者はこれだけの人を集めるのにたいへんだったろう。

ライトハウスでも過去に数百人、数千人規模のイベントをやって来たから、その段取りのたいへんさはよくわかる。また今回のそれは、日本からの受入れ人数も半端ではないから、比較にならない苦労が想像される。

はてさて。初めて見る力士の土俵入りは壮観だった。
ひとりひとりが大きいから遠いのに近い、いや、ホントすぐそこに見える。



*写真は白鳳と朝青龍の土俵入り

白鳳と朝青龍も凛々しくて格好良かった。

やっぱりテレビで見るのと迫力がちがう。

朝青龍の一番は迫力があった。文字通り横綱相撲。

だけど、それにも増してうれしかったのは、引き上げる花道に集まってきた観客と、笑顔で握手をしたり、肩を組んでの撮影にも気持ちよく応じていたこと。なかなか良いヤツではないか。

「なぁ父ちゃん。全盛期の千代の富士と貴乃花と曙と朝青龍が勝負したら誰が一番強いやろうの?」

「曙は強いけどちょっと鈍いかのぅ。先代の若乃花も強かったしのぅ」

難しい顔で首をひねる親父と、網のうえのホルモンを突つきながら、いつまでも相撲談義に花を咲かせた。