あきらめないで「道」をつくろう

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前回、75歳の渡辺貞夫さんと12歳のエリちゃん、音楽の世界で活躍する二人の話を書いた。

現代美術の世界では、最近、村上隆さんのフィギュアがニューヨーク「サザビーズ」のオークションで1516万ドル(約16億円。タイプミスじゃないよ)で落札されたそうだ。

音楽やアートの分野だって日本人は活躍しているのですね。

もちろんそれだけじゃない。

例えば、フードビジネスの世界で言えば、石井龍二さんが全米のスーパーマーケット内に展開するSUSHI店舗(コーナー)はいよいよ年商400億円に迫る。また、焼肉の「牛角」は、アメリカで進化を遂げて、全米の飲食店協会から栄えある「最も革新的なレストラン賞」を受賞した。

ここに書き並べるより、ライトハウスのウェブサイトやバックナンバーを見ていただいたらそれが証明できるだろう。

今後はさらに、日本人の繊細さと想像力が活かせるアパレルの世界でも、「モンスター」が出てくると期待している。

いろんな分野で個人が突き抜けてほしい。

そしてそこに至る道のりで挫けそうになっても、後に続く、見知らぬ誰かのために、あきらめないで「道」を創ってほしい。

生きるってことは、自分や家族、身近な人だけのものではなく、世の中の創り手のひとりとして、何かを遺すことなんだと近頃思う。

これまでもこれからも、ボクは、世界中で活躍する個人がそこに至った道のりを、情報や教育を通して、今同じ時代を生きる人たちや次世代に伝えることで、もっと海外を身近にし、選択肢を増やすことで、世界中で個人が活躍できる世の中を創りたいと思っている。

とくに先端技術分野で活躍する個人にも、今後はチカラを入れてスポットライトをあてることで、例えば、日本の地方の中学校の教室と、世界の研究開発の現場を結びつける、そんな人生(職業)のロードマップをライトハウスが創ってみたい。