マンモス前夜

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出張から帰ってきて気が抜けたのかカゼをもらったようだ。

うすうす感じていたけど、「気」の問題と相手にせず、昨日も一昨日もクリスマス会や忘年会に深酒したらとうとうカゼを怒らせたようだ。今日は一日中ぼーっとして洟(はな)ばかりかんでいる。何か考えても、途中で何を考えていたのか忘れてしまう。それはふだんからか。

明日から家族でマンモス(車で北に5時間)にスキーに行く。

さっき家内が道具の予約をしたとき店の人が今年も雪が良いぞと言っていた。マンモスの雪はパウダースノウで格別だ。年末までの間、朝から日没までアタマを空っぽにして滑ろうと企んでいる。その前にカゼを治さねばならぬけど。

それとこの休みは子どもたちとうんと話をしようと思っている。

ボク自身が年々忙しくなり、今年の後半はあまりじっくりと向き合ってコミュニケーションが取れなかった。来年はもっと忙しくなるうえに、彼らもそう遠くない時期に親離れをしていく。すでに急速に友だちとの世界のほうが大きくなっているし。

それは家内も同様。このままだと破門にされてしまう。

つい日常は「要件」と「結論」のやり取りになってしまい、「それってポイントで言うと?」とか「結論から言うと?」とか「優先順位は?」と身も蓋もない言葉で家内を怒らせてしまう。いけませんね。仕事じゃないんだから。

そうだ、山小屋の夜は暖炉でマシュマロを焼こう。それからモノポリー(人生ゲーム)をしよう。野菜のたっぷり入ったカレーも作ってやろう。星を眺めながらジャグジに入ろう。

思いは一足先にマンモスをめぐる。