今週もまた反省の金曜日

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「君が歳をとって少しばかり出世しても、決して勘違いしてはならないよ。それはまわりのおかげなんだ。誰よりも謙虚でありなさい。率先して動きなさい。あの男はあの会社の小間使いかと傍目に誤解されるくらいでちょうどよい」

23年前の創業の時から、作家でライトハウスのコラムニストでもある阿木先生に折にふれおっしゃっていただいた。

そして今もご指導をいただいている。

時々お会いして、ただ見つめられるだけで、自分は傲慢になっていないか、謙虚な気持ちでいるか、すべてお見通しのようですこし不安になる。

人生で怖い人がいることは幸せだ。

同じように、イヤなことを言ってくれる仲間がいることは幸せだ。

怖い人もイヤな人も、聴く耳を持たないと去っていく。去っていったらおしまいだ。

僕の場合、歳を重ねるほどに悪いところが顔を出し、油断と反省とバックスピンの人生だ。

意識しておかないと、ほんの一本の電話(心づかい)が後回しになったり、やらない理由できない理由が頭に浮かぶ。

身近な人に素直に謝ったり、改めることが苦手になる。時に、つらつらと正当化しているけど、本質とちがう枝葉の話をしている自分に気づき、猛省したりする。

だからしょっちゅう自分を戒めている。

素直さとか謙虚さとか小間使いのようなフットワーク、そういう若い頃から教わっている一番大切なことが20何年経ってもまだ身についていない。

今週も一週間、メンバーや幹部やパートナーたちに一人前のことばっかり言ってきたけど、一番反省と改善が必要なのは自分だと気づいた金曜日なのだ。