確かな手応えの中で

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朝5時過ぎのサンディエゴのダウンタウンはまだ闇に包まれ、耳を澄ますと遠く飛行機や車の走る音が聴こえる。

昨晩はシアワセな時間を過ごすことができた。

サンディエゴオフィスのメンバー10人で焼肉「鶴橋」で忘年会。レギュラーメンバーはもとより、ふだんは顔を合わせる機会のないライターの奥長さんや配達の西井さん、インターンを終えたまどかちゃんの素顔にも触れることができた。

いつも離れていても、一生懸命にこのサンディエゴ版の誌面づくりをしてくれているメンバーを想うと3メートルくらいに腕を伸ばしてみんなまとめて抱きしめたくなった。

「数字(営業目標)の話ばかりしたけど、来年は一にも二にも誌面を充実させよう。読者が喜んでくれる、助かる、元気が出る、そういう誌面をみんなで作ろう!

今年もこうして乗り切ることができたのはここにいるみんなのおかげです。ホントにおつかれさまでした。そしていつも本当にありがとう!」

11月で創刊5年目に入ったサンディエゴ版だけど確かな手応えを感じている。

営業同行に回っても、最近は「オレのまわりは、みんなライトハウスの方が面白いって言うよ」「オタクともうひとつの雑誌に(広告)出しているけど、40歳代くらいまでの若いヒトはみんなオタクからだね」「アンタのところの営業さんが親身にやってくれたからこっち(サンディエゴ)に店が開けたよ。うちが潰れるまで広告出すから(笑)」そんな声を聞ける機会が増えてきた。

もちろん「うちは昔からY(競合誌)に決めてるの」というお客さんがまだまだ多い。「オタク、高いもん。いらねえ」と冷たくあしらわれて肩を落とすこともあるけどそんなことはどうでも良いのだ。

愛を持って取り組めば道は開ける。世界中のどこのメディアにも負けないくらい、読者や広告主を愛し、コミュニティにかかわる人たちに心底喜んでもらえる誌面づくりを目指していたら、ボクらは決して折れないし、結果は後からついてくる。

追いかけるのは読者と地元商店主、コミュニティの人の笑顔だ。

以前にも書いたけど、創業20年目になる来年は、いよいよロサンゼルス、サンディエゴに続いて、新たなエリア版を発行することを決心した。

近頃、広告営業や編集企画、ライトハウスの原点である誌面づくりが面白くって仕方ない。この価値をもっと広げてみたい、自分たちがやってきたことが他所で通用するかチャレンジしたい、そう考えるとワクワクするのだ。

なんか歳を取るほどココロはガキに戻っていく。