連休に

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3連休の真ん中の日曜日。

この連休の優先事項。

自転車62.5マイル(100キロ)走破と、
小説を一冊読むこと、
そして事業の構想をしっかり練ること。

3つ。

自転車は順調。早朝のまっさらな空気の中で距離を伸ばしてる。明日は予定より距離を伸ばして75マイル(120キロ)くらい走ろう。

小説は、三浦しをんさんの直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」をひと息に読破。
登場人物のキャラクターが立っていて、ユーモアがあって、テンポ良し。最後はボロボロ泣けて、心がさっぱり洗われた。読後は誰かにやさしくしたくなった。良い本に出会えて良かった。

事業の構想を練るのに、
阪本啓一さんの著書「『たった1人』を確実に振り向かせると、100万人に届く。」(日本実業出版社)を参考書にして、ウチの会社(グループ)の課題出しをしていく。

阪本さんの本は、1000年前でも1000年後でも通用する「本質」が書いてある。

難しい話を誰にでも理解できる言葉で、愛情を持って綴られているから、3年経ったら陳腐化している多くのビジネス書・ノウハウ本とは一線を画す。

だから、節目に引っ張り出して「相談」する稲盛さんやカーネギーの本といっしょに、いつも側に置いている。

話を戻す。

まず僕が見る海外の日系社会の現状と未来。

日本同様に、海外の日系社会に暮らす人たちが使うお金、使えるお金(消費)が減っていくことを覚悟せねばならない。雇用も収入も減少し、物質的にはタフな時代が続く。

ネット社会が進み、ソーシャルメディアが台頭し、特色のない企業(サービス、商品)の淘汰は加速する。ニセモノや中途半端が一切通用しなくなる。

そんな時代にライトハウスは何ができる、どこを目指す?

―「広告」は手段であって、目的は「集客」。営業パーソン全員が「集客のプロ」にならねばならない。深く広い知識を身につける社員教育と情報共有の環境づくり。いつから、誰が、どうやって?
元気で誠実で情熱があるのは「当たり前」。若くても、お客に尊敬してもらえる人(集団)を育てないと、ライトハウスは通用しなくなる。存在価値が無くなる。

―日系社会の内需だけでは追いつかない。他のコミュニティからどうやって太いパイプを引いてくる?先週、日系の銀行の支店長が会食で言っていたのを思い出す。台湾の富裕層の顧客が多い。その理由は「日系の方が信頼できるから」。ここにもヒントがありそうだ。「信頼」「正直」「安心」「責任感」、それに「技術力」「ホスピタリティ」もそうだ。それを個々の事業者からどうやって導き出し、磨き上げ、誰(ターゲット)にどうやって伝えるか?難易度ますます高くなる。

―ライトハウスの社是「アメリカに暮らす人、目指す人、 アメリカでの成功を志す人と企業の灯台となる 」からブレることなく、全米へのエリア展開を実現しながら、個々の日系社会に暮らす人相互の団結力を高めていくこと、なんだと思った。良質な情報発信、問題提起、イベント、あらゆる機会を通して。
全米に散らばる大小の日系社会が、日本や日系社会に誇りを持てる、助け合える、思いやれる、そんな個人の集団になったら、すごく豊かな日系社会が実現しそうだ。

ひょっとしたら、多くの日本人は、自分たちの国が特別な国でだったり、特別な人であるような錯覚を持っている気がする。

だけど、忘れてはならないのは、僕らは、資源のない国に生まれたこと、先人が築いた「貯金」も残りわずかであること、その日本の担い手であり、創り手であること。

資源が豊富な大国や、人口がこれから増え続ける若い国と、同じくらいの努力や工夫で生き残れるはずがない。

倍働いて、倍工夫して、倍力を合わせないと。

救世主は現れないし、神風も吹かない。気づいた人が足元から。変えるのは自分から、だ。

ガンバロ!

気づきと反省、決意と充電。良い連休を過ごしている。