インド人の言い分

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オーナーのアディの招待で、レドンドビーチにある「Addi’s Tandoor」でランチをご馳走になった。

同店は、飲食店評価の専門誌「ザガット」(インド料理の部門)で、6年続けて南カリフォルニア一番の評価を受けている本格的なインド料理専門店。

その国の料理は、その国の人に食べ方を教わるのが早い。

例えば、チキンマサラとビーフマサラとシーフードマサラ。

日本のカレーのように、同じカレーに具材を変えているだけかと思ったら、「マサラ」はソースの意味で、チキンであればトマトベース、ビーフならオニオンベース、シーフードはココナッツをベースにするのだそうな。

昔から謎で、手がつけられなかった調味料のことも少し習得。こうやって使うんだ。

アディが面白いことを言っていた。

「イギリスのヤツらはろくなもんじゃない。

ダイヤモンドも宝石も何もかも奪い取った。酷いヤツらだ。

ただインド人にとってひとつだけ良いことをした。英語を置いていったことだ。

インドはステイトごとに言葉が異なるのだけど、学校では英語で教えるから、英語は誰でも話せる(ヒンディー語は第2外国語)。

だからオレたちはどこの国に行っても困らないんだ」

なるほど。イギリス人の言い分も聞いてみたい。

こういう話から入ると、世界史が勉強したくなる。