朝晩感謝の日々

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金曜日の夜10時半。ワシントン州ベルビュー。

仕事を終えて、ホテルから歩いてすぐの店にひとりで寿司をつまみに出掛けた。ライトハウスにも広告を出してくれているお店だ。

大繁盛の店が少し空いてきたところで、板前さんに「オーナーにひと言ごあいさつをさせてください」と頼むと、笑顔で出てきたのは、ついさっきまでテキパキと働いていたウエイトレスだった。

幼い顔立ちなので学生のバイトと思っていたが、道理でよく気が回るわけだ。

トップが現場を見えている組織は強い。

はてさてシアトル。朝から晩まで人と会っている。

今朝いただいた名刺に浮かぶ顔が、ずいぶんと昔の記憶のようだ。

たぶんこの1ヶ月だけで、50件くらい訪ねて、100人以上の方とお会いしているけど、好印象の100連勝。みんな親切で温かい。これだけ続くと偶然とは思えない。

この土地の人の人柄を表すエピソードをひとつ。

業務提携が間近な西城時報。シアトルではナンバーワンの中国系メディアなのだけど、創業者のマイケルが香港から移住を決めた理由が面白かった。

今から20数年前にシアトルを訪れた時のこと。借りたレンタカーが誰かに当てられてへこんでいたのだけど、電話番号と自動車保険の登録番号がお詫びのメモといっしょに記していて、この街で暮らそうと決めたのだそうだ。

その気持ちはよくわかる。

だって僕自身がロサンゼルスに移り住もうと決心した理由は、真っ青な青空もあるけど、27年前に実習生で初めてアメリカに来た時、みんなに親切にしてもらって感動したから。とくに、今も息子のようにかわいがってもらっている日系人のビルさんの存在が大きかった。

その印象は今はどうかと言えば。。

あの頃よりもますますロサンゼルスが好きになっている。

シアトルもそうだし、サンディエゴもそうだし、ハワイもそうだし、京都もそうだけど、大好きな街で、大好きな仲間や素敵な人たちに囲まれて、大好きな仕事ができるってシアワセだ。

毎朝毎晩ありがたいなあって思う。

そうそう、シアトルの「日常」を過ごしたくって、この週末僕は2つのシアトルデビューを果たす。

ひとつはゴルフ。もうひとつはラグビー。

ラグビーは18年ぶりか。僕が最年長らしい。若い人の動きについていけるか心配でもあり楽しみでもある。

意外やあまりの動きの良さに、みんなに感動されてしまったらどうしよう。。。