替え玉で許してください

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日本出張の2日目の午後2時。

朝から大事な商談が良い着地で2つ終了。

うれしくって駅の階段を一段飛ばしで駆け上がる。

この次は夕方から関西でプレゼン。

新幹線の待ち時間に、品川駅のラーメン屋さんに入った。

空いてる1席に通されたけど、肩幅の広い僕にはちょっと窮屈なカウンター席で、左には不機嫌そうなヤンキー顔のアンちゃん、右には注文を間違えられてピリピリする小太りおじさん。

オセロゲームのように黒くなる前にさっさと食べて、出ようとすると、足元の僕のカバンが、小太りさんに倒れてて「すみません!」。

急いで固定椅子から足を抜こうとして、今度は小太りさんに膝蹴り。

「すいません(汗)」

慌てて左足を抜くのに、左のアンちゃんの腿を勢いよくキック。

「ごめんなさいっ!(涙)」

唖然とするふたり。

「この野郎、替え玉おごらんかい!」

と、言ってくれたら楽だった。