アメリカンドリーマー

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会社のメンバーはランチを会社まで届けてくれるサカイ(310−697−9299)でよく注文をする。毎日、日替わり弁当があって、それ以外にも幕の内や唐揚げ、シューマイ弁当などそこそこメニューも豊富で重宝している。そんなにたくさんの数でなくても届けてくれるので、サウスベイに事務所を構える人にはありがたい存在だろう。ちなみに味付けは濃いめ、ボリュームは多め。今日のオムライスなんかボックスを持ち上げるのにズッシリ。これが体重になるかと思ったら、半分で気持ちもお腹も満腹になった。料金は基本5ドル50セント(一部、4ドル50セント)。

これだけ宣伝したらシュウマイの2つくらいオマケだな。

メジャーを目指して独立リーグでプレーする野茂選手を訪ねて、友人で制作会社をやっているKさんがベネズエラにテレビ取材で飛んだ。

(ベネズエラは「こちらは摂氏27度とちょうど過ごしやすい気候ですが、ロスよりもひどい交通渋滞にびっくり」だそうだ)

それを聞いてさっそく、実現するかわからないけど、ライトハウスの新年号の企画「アメリカンドリーマー」の取材をお願いしてみた。

毎年ライトハウスでは、ビジネス、学問や先端技術、芸能芸術、スポーツなど様々な分野で活躍する「アメリカンドリーマー」をインタビューして新年号の巻頭特集で紹介するのだ。

身分が保証されてアメリカに渡ったのではなく(それはそれでとても立派なことなんだけど)、何の約束もないところから挑戦して、挫折を乗り越え、カラダひとつで「夢」を追いかける人。「夢」を燃料に、「才能(技能、技術)」を武器に、異国に地で成功し、それに甘んじることなくさらに努力をする人。自分の仕事が好きで誇りを持っている人。国を背負ってきているという気概のある人。そういう人たちを取り上げてきたし、これからも発掘していきたい。

そして新年号を読んだひとりでも多くの方が、

「よし、新年は僕も頑張ってみるか(東京出身者)」「オレも志持ってアメリカ来たけん、負けれんが(香川県出身者)」「本気で生きんといけまぁが(岡山県出身者)」
「うち、あきらめへん、泣いたらアカン(大阪で生まれた女)」「がんばるとぉ(福岡県出身者)」「目指すはアメリカンドリーマーじゃけんのぅ(広島県出身者)」

というような具合に、年末年始に思いを新たにしてもらうことができたら、情報誌の発行する身としてこんなシアワセなことはない。

小さな出版社だけど、本誌やウェブを通して、世界のどこかで誰かの心に小さな勇気を灯せるかも知れない、大きな未来へつながる種火を提供できるかも知れない、そういう尊い仕事をしていることをボクらは誇りに思っている。

カタチはちがうけどLCEも同様だ。

人様の未来に関わりたいし応援したい。仕事を通して世の中を善くしたい。

野茂さんに話は戻るが、全盛期の野茂さんも格好良かったけど、メジャーはおろか3Aにもお払い箱にされてなお、南米の独立リーグで若い選手に混じってメジャーを目指して汗を流す今の野茂さんにボクは憧れ尊敬する。

彼のように、荒野や山岳に不器用であっても自らが道を切り開く人生を送ってみたい。舗装された道路を選ぶのではなく。