カテゴリー:日記

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食文化の未来

  • 2015.09.14

昨日は復興庁主催の「究極のお土産フォーラム」に、ゲストスピーカーのひとりとして登壇させていただいた。 テーマは「東北から世界へ」。 未来に向けて、国と民間が力を合わせて何ができるか、またいかにしてご当地グルメをヒットさせるか、座長でロケーションジャパン社長の藤崎慎一さんのリードのもと2時間半、活発に議論された。 小泉進次郎政務官や三越伊勢丹の大西社長など錚々たる顔ぶれの中で、僕はアメリカ市場の現状や魅力についてお話をさせていただいた。(ライトハウスのPR もしっかりさせていただきながら) 人口が減っていく日本は、これからますます世界を相手に食っていかねばならない。そんな中、物流や関税などのハー […]

R太の絵日記とプロレスの頃

  • 2015.08.13

明日から3泊、テネシー州のメンフィスで高校の新米教師で奮闘する娘を訪ねる。 3ヶ月前にメンフィスに引っ越し、朝から晩まで座学の研修を受けていた頃は少し元気がなかったけど、実習が始まったあたりから声に自信と明るさが戻ってきた。 そしていよいよ今月から新学期が始まり、高校2年生の6つのクラスで数学を教え始めた。毎日が楽しくて仕方ないようだ。 最貧困層の子どもたちが通うその高校は、銃やナイフを持ち込めないよう校門に空港顔負けのセキュリティチェックがあり、生徒のほとんどが入れ墨をしているらしい。 1クラス35人の教室には、小学校の1年生レベルの問題が解けない子が当たり前にいて、まだ出席したことのない子 […]

予定のない週末

  • 2015.07.26

週末は大学院の科目「イノベーション」の試験があった。 事前課題を元に、学長の大前研一さんが個別に出題してくれる贅沢な試験だ。 この学校は本当によく面倒を見てくれる。学生時代の答えが1つしかない覚えたもん勝ちの試験なんて、試されているみたいで面白くもなんともなかったけど、ゼロから知恵を絞って世の中にない価値をひねり出すチャレンジは毎回至福の時間。運動会の日を待つように試験が楽しい。 そういえば小学生の頃から、コーチが無意味に威張って根性論を押しつけるスポーツチームにはちっとも馴染めなかった。僕には、隣町の小学生に働きかけて草野球のリーグを作り、狭い空き地でローカルルールを決めながら運営する「独立 […]

メンフィス1900マイル

  • 2015.05.25

「パパありがとっ。旅行楽しかったよ。いつも大好きだからね!」 日曜日の夜。メンフィスから帰って、風呂を浴びてるうちに娘からのメッセージが留守電に残ってた。 娘が高校の教師に赴任するテネシー州のメンフィスへ、娘のプリウスで1900マイル(3000キロ)の道のりを3日掛けてドライブして、帰りは飛行機で帰ってきた。 車と荷物を運ぶのと、娘の社会人生活が始まる街を自分の目で確かめておきたかった。(まあ要はいっしょに過ごしたかったという話なのだけど) 1900マイルの道中はちっとも退屈することがなかった。 話は尽きなかったし、小腹が空いたら、娘がスイカやスナックを運転する僕の口に放り込んでくれた。 大き […]

快晴のシアトルから

  • 2015.05.08

金曜日の夕方。快晴のシアトルから。 今回は24時間の弾丸出張。一人ひとりとの面談を終えて、もう少ししたらみんなでシアトル・ポートランドガイド版入の慰労会。 ふだん離れて仕事しているけど、みんな一生懸命前向きに頑張ってくれている。 「コミュニケーションは伝えるだけでおしまいじゃなく、どう伝わるか、相手の気持ちに届く言葉と態度と環境で伝えて、行動に反映するまでフォローして初めてコミュニケーションなんだよ」なんて立派なことを言いながら、忙しさに自分自身も雑になっていないか我が身を振り返る。人に対して常に丁寧でありたい。 来週はシカゴ、再来週はメンフィス、その翌週から日本と、旅ガラスの日々がまた始まる […]

仕事をする背中

  • 2015.04.29

昨日は娘にとって特別な日だった。 卒業を来月に控え、USCの学長の招待でディナーをごいっしょさせていただいた。たった4名のテーブル。感想を聞きたいのに電話がない。 大学生活の4年間、地元の高校生や小学生に、毎日のように勉強を教えてきたことを評価してもらえたという。中学高校時代もずっとボランティアを続けてきた彼女。その小さな積み重ねを、見てくれている人がいたことを有り難いと思う。 彼女が高校生の頃から、僕は会社でインターンをさせたり、日本の出張にもよく連れていった。 商談したり、講演をしたり、仕事の関係者と食事をする横で、彼女はおとなしく座って話を聞いていた。 僕が仕事をする背中を見せることで、 […]

謙虚にして驕らず、さらに努力を

  • 2015.04.28

日付が火曜日になった。 11時前に帰宅して、思い立って仏壇の大掃除をして、焼酎の湯割でひと息。 午前中の出来事が、遠い昔に感じるくらい盛りだくさんの一日だった。 幹部やメンバーといかに事業を良くするか、終日その会議と話し合い。 誰もが同じビジョンを思い描き、根っこでは互いに感謝や尊敬をしているのに、しばしばコミュニケーションが乾燥してうまく伝わらないことがある。 出番が少ない僕こそ、そこの潤滑油にならんといかんなあと反省。動きが足らない、気が回ってない。行き着くところ自分が原因だし責任なのだ。 「謙虚にして驕らず、さらに努力を」 ふと、稲盛和夫さんのそんな言葉が心から湧き出てきた。

冷たいビール3分前

  • 2015.04.20

まもなく日付が変わる。 息子がオレゴンの大学に進む時、自分にできる親孝行は何だろうと訊ねられたのを思い出していた。 「たぶん、時々ママに元気な声を聞かせてあげることじゃないか」 そんな会話を交わして以来、週に2、3回必ず電話をしてくる。 あれからもう2年が流れた。 いつも元気なはずなどないのに、決まって明るい声で掛けてくる。 さっき電話で話した時は、起業家の講座を取ったそうで、自分でビジネスの構想(妄想?)をするのが楽しくて仕方がないと声を弾ませた。 「今年の夏休みはできるだけパパと過ごしてビジネスの話を聞かせてほしいんだ」 「おう、任せとけ。パパは何だって答えられるぞ」 そんなはずないけど、 […]

レモンの木

  • 2015.04.18

土曜日の正午過ぎ。 金曜日の夜から、大学院の課題図書「ハイコンセプト」(ダニエル・ピンク著、大前研一訳/三笠書房)を貪るように読んでいる。面白過ぎてあんまり寝てないけど、頭はシャープだ。 その読書に重ねながら、自分は何者なのか、世の中はどこに向かっているのか、そして、日々追われがちな事業は何のために存在するのか、そんな気づきをペンで次々書き留めるうちに、気づいたらダイニングのテーブルが赤いメモパッドで溢れてる。 ひとつの仮説が生まれた。 自分たちのメディア事業や国際教育事業はどちらも、ユーザー(海外在住者、大学生や専門学校生)への情報や機会提供を通して、人生の意義や目的を考えるキッカケが作れる […]

日本出張

  • 2015.03.03

3月3日、快晴のロサンゼルス。 今日から3週間の日本出張。親父の好物の焼酎を仏壇に供える。 今回は 新しいプロジェクトで北は北海道、南は岡山まで30件あまりの商談が控えている。こうして自分の書いた文章を眺めると「3」がたくさん並んでいて、明るい未来を予感させてくれるではないか。 本当はご恩のある方や仲間にも会いたいのだけど、今回はそんな目的で、滞在期間中隙間がないくらいにアポイントをぎっしり入れた。全件で最高のプレゼンテーションができるように、早寝早起き、深酒を慎み、良質の睡眠を確保し、最後までベストコンディションでやり切りたい。  

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