カテゴリー:日記

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Lead from behind

  • 2014.01.13

この金曜日と土曜日の二日間、シアトルからサンディエゴまで各事業部のリーダーが集まって、サンディエゴ郊外でマネージャー研修をした。 昼間はこってり濃密な研修。夜は時計の日付が変わるまで、絨毯の上に車座になって酒を酌み交わした。 彼らがどんどん愛しくなる。 今回僕は新たな覚悟をした。 最初から完成品のリーダーなんていない。 僕ら経営陣が、彼らの思いや能力を最大限に発揮できる社内外の環境づくりにより注力するのだ。 同時に、これまで以上に、ジャッジの精度を上げて、失敗をさせてやれる度量、成長を待つ忍耐を持たなくてはならない。 Lead from behind 彼らリーダーが、権限と裁量と責任を持って、 […]

2014年の抱負なのだ

  • 2014.01.05

1月5日、日曜日の午後。 年末年始は、萩の施設で暮らす父親の具合が悪くなり緊急帰国していた。 弟と、身体を洗ったり、足をさすったり、身の回りの小さな世話くらいしかできなかったけど、大きな治療が始まる前に飛んでいって良かった。 意識が朦朧となる中、昔のアルバムを見てわずかに笑った父。 病院のベッドでの別れ際、どこにそんな力が残っていたのかと思うくらい強く握り返した掌。 やがて迎える別れを予感しながら、短いけど、濃密な時間を過ごせた。 帰りの飛行機に乗る頃には、今年もバリバリ働いて、目一杯世の中の役に立つことが一番の親孝行だと、急速に気持ちが前向きになった。 そしてこの週末。 早朝に自転車で走り、 […]

無限大の48

  • 2013.12.26

12月26日。今日、無事に48歳の日を迎えました。 48という数字は、8でも、12でも、16でも、24でも割り切れる、何だかなんだってできそうな数字です。 今日から始まった48歳の1年もまた、 このブログを読んでくださっているみなさんとの絆を大切にし、 仕事においては、「その手があったか」と、世間を唸らせるような創造的な「one and only」の価値を世に送り出したいと思います。 不景気やまわりの環境、自分の才能の足りなさを嘆く前に、 自分と仲間、自分たちの未来を信じて、足元の無限の可能性を掘り尽くしていこうと思います。 シアワセや可能性、夢や希望は、遠くにあるものではなく、自らが立ってい […]

青空

  • 2013.12.20

12月20日、ロサンゼルスは快晴。今の僕の気分そのまんまの青空だ。 朝の勉強会。グループディスカッションをするメンバーたちを眺めながら、社長の上野さんと今年を振り返った。 吹雪の中を、レールのないジェットコースターで走り抜けるような一年だった。 「そう来たかぁ。。。」 が、連日四方八方から飛んできた。 それを必死のパッチで助け合い、補い合い、時々気絶したり笑いながら乗り越えた。 その度に個人もチームも逞しくなった。 退屈と無縁の一年、自分の無力さを思い知った一年、そして感謝の一年だった。 「毎日が奇跡だったね。。」 今晩は、一年間頑張ってくれたメンバーたちを労うクリスマスパーティだ。 シアトル […]

冷たいプールに飛び込もう

  • 2013.12.14

土曜日の早朝。 たまたま側にいたので受話器を取ったら日本のお袋だった。 クリスマスプレゼントありがとうで始まったけど、明日受ける健康診断がいかに大変なことか、 (40年前から聞いてるけど)心臓に爆弾を抱えていて医者が心配していること、 (100万回くらい聞いた)私は長生きはできないと思うけど心配せぬようにという決まり文句、 別れたダンナ(親父ですなあ)がいかに横着であったかという思い出し怒り、 その後は長くて覚えていないけど、北朝鮮の批判に話が及んで、最後はスッキリした様子で電話を切った。 朝から宝くじを当てた気分。 毎年師走はそうだけど、20日あたりまで慌ただしい日が続く。 人事考課や次年度 […]

卒業生

  • 2013.12.03

12月3日。日付が変わったサンフランシスコのホテル。 弟分のような経営者夫妻と楽しい会食を終えて、ひとり部屋でメールの返信が一段落。 近頃、「卒業生」からのうれしい報告が続いた。 飲食未経験でフードトラックの経営に身を投じたSくん。 保健所の認可で、離陸にずいぶん苦労したが、創業2周年を無事に迎えることができ、初めての休暇は、尾道の両親をハワイに呼び寄せるのだと報告してくれた。 「以前会長宅に泊まらせていただいたときに、お父さんやゆうぞうさん(弟)と連れて南米旅行されている写真を見せてもらい、ボクも自分で商売を始めたらきっと家族を連れて旅行するぞという願いがようやく叶いました。」 生意気なこと […]

寄り道

  • 2013.11.26

11月25日の夜。 日本でのメンバーの結婚式と出張の帰り道、台湾に寄り道した。 1泊の短い滞在だったけど、市場を歩き、電車に迷い、屋台をはしごする楽しい冒険だった。 若い頃から心掛けていることだけど、出張に限らず、時間の許す限り、人に会い、足を伸ばすことにしている。 出張であれば、ほんの少し「その先」まで遠征して、その街を歩き、その街の人から話を聞く。 多くの都市では、その街で発行される日本語メディアを訪ねて、その街の様子や日系社会の現状を訊ねる。 何が流行っているのだろう、 どこの移民が幅を利かせているのだろう、 ライトハウスのメディアや教育のビジネスモデルが通用するだろうか、 先入観をでき […]

スモークパーソン

  • 2013.11.19

「スイマセン。あなた、、、さっきから彼が言っているのが聴こえないのですか。 どうしてやらないの? どうして動いてあげないのか私に聞かせてくれませんか?」 楽しい名古屋での会食の後。 先に勘定を済ませるためにレジで待っていたら、小意地の悪そうなバーテンダーが、若いウェイターのオーダーをわざと無視するのに遭遇した。 何度頼んでも動かないバーテンに、おろおろするウェイターの青年。 「(・・・むむむむむっ)」 大きなお世話だし、何様でもないし、おまけにアウェイだけど、割って入った。 顔を歪めてバーテンは意味不明の言い訳をしたけど、「ずっと見とったぞ」と睨んだら、しぶしぶ動いた。 絶対反省していない顔な […]

心地良い夜

  • 2013.11.17

日曜日の深夜の桜宮。灯りが落ちた大阪の夜景を、ホテルの窓からぼんやり眺める。 あーっという間の一週間だった。 ちょうど一週間前の日曜日の夜、僕は六本木にいた。 天井の高い個室で、日本有数の学園グルームの理事長夫妻と、外国人講師の採用や学校のM&Aの話をしていた。新しい挑戦ごとを次々任せてもらえるのがうれしい。 翌月曜日は、朝一番の新幹線で京都へ。 某大学の理事長と幹部に両手を広げてプレゼンして、 夕方には、静岡の熱き教授たちと、2015年導入の新プログラムのブレスト。 地酒をメニューの下の方から3つ飲み干したところで、10時6分の列車に飛び乗って帰京。 火曜日は、朝イチで広尾のインター […]

りんごのウサギ

  • 2013.11.16

ひかり号が静岡駅を通過。東京に向かってる。 今朝は、お袋が暮らす高松の実家を発ち、新大阪の駅構内の喫茶店で役員会。 2時間1本勝負で、2014年に向けた重要案件を決議し、再び新幹線に飛び乗った。 北へ北へ。今日から出張本番。 この後の東京を皮切りに、今週は、京都、磐田、東京、新潟、新発田、東京と駆け足で回る。 車窓に流れる風景を眺め、いろんなこと、すべてのことに、有り難いなあとゆっくり深く息を吸う。 来年は大暴れするぞ。。 空腹に気づき、新聞紙に包んだお袋の弁当を開くと、みかんとりんごのウサギとおしぼりが入っていた(赤面)。 ゆっくり周囲を見渡す。 ワシ来月48歳。永遠の息子。 (11月9日)

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