バンクーバー島自転車旅行(前)
- 2018.05.19
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僕たちを乗せたフェリーは、カナダのバンクーバーから南に30マイルの町ツワッセンから、バンクーバー島南端の町ビクトリアに向かっている。
島々の隙間を抜ける狭い航路は、秒刻みで風景が変わってゆく。デッキには写真を撮る人、日光浴を楽しみ人、おしゃべりが尽きない女子学生、、、ふわふわ柔らかい空気が流れる。
今回の旅は、バンクーバーを起点に南下、バンクーバー島にフェリーで渡り、パシフィックリム国立公園保護区の真ん中を突っ切り、さらに島から島、島から本土にフェリーで渡り、時計回りでバンクーバーに帰る500マイル(800キロ)の自転車とフェリーの旅。
国立公園には野生の熊やクーガーが生息しているから、相棒の石上さんが僕の分まで熊避けの大きな鈴を買っておいてくれた。
これだけ大きな鈴を鳴らして走れば、獣も寄ってくることはなかろう、
という安心感はまったくない。
が、子どもの頃から地球儀や世界地図を指でなぞって思いを馳せた土地を、またひとつ走破できるワクワク感に、そんな不安もかすんでしまう。