南米親子旅 その2
- 2008.04.13
- 日記

人口280万人、ラプラタ(銀の意味)川の河口に広がる港町ブエノスアイレスは“南米のパリ“と呼ばれ、他の南米の国とはちがった独自の歴史を歩んできたそうだ。確かに車窓からの景色はどこかヨーロッパで眺めた風景とつながる。さて、ボクたちがブエノスアイレスの町の中心地に位置するシェラトンホテルに到着したまでは良かったけど、あいにく一部屋しかすぐに用意できないとのこと。
もう一部屋のチェックインまで間がある。
ひとまず両親を先に部屋に通して休んでもらって、ボクら(親父、雄三、ボク)は部屋が空くまでの間、近所のカフェで過ごすことにした。ホテルからほんの50メートル、ぶらりと入ったオープンエアのカフェ。まずはアルゼンチンワインで乾杯。
日曜日の街角は家族連れや若いカップル、楽しそうな笑顔が行き交う。近代的なビルと、ヨーロッパ風の歴史のある建造物、ライダーキックで崩れそうなボロボロのビルが混在し、その隙間から通りに沿って青空が続く。耳をすますとスペイン語が入ってくる。
あぁ、異国に来てるんだなあと実感。運ばれてきた揚げ餃子のようなカタチをした肉のパイ「エンパナーダ」。これはアルゼンチンの名物料理で、中にひき肉、レーズン、ゆで卵、チーズやハムを詰めて揚げている。
口に含むと香ばしい肉汁の旨味がジュワッと広がり軽く目眩。やってくれるではないかアルゼンチン。ありがとう!続いて運ばれたステーキにさらにびっくり!!
アルゼンチンが肉の産地として有名なことは知っていたけど、ワラジのようにデカくて味気ない肉を想像していたら、気を失うくらいジューシーでやわらかい、それも肉の味がしっかりしたステーキに思わず感動。こんな美味いステーキは食べたことがない。冷めても味がちっとも落ちない。
つけあわせの野菜も、色とりどりのピーマンとズッキーニ、たっぷりの茄子を炒めて、焼いた牛の骨で取ったダシをベースにしたソースで絡めている。これまた脱帽、参りましたという感じ。勘定もワインを2本空けて、3人で60米ドルくらい。最初からアルゼンチン株が高騰したよ。
食後に少し仮眠を取って、22階のプールでひと泳ぎする。
プールや風呂に浸かると、水圧で血の巡りが良くなるとどこかで聞いて以来、長時間のフライトの後にはなるべく風呂に浸かったり、こうしてプールで泳ぐ。
まだ秋も浅いアルゼンチンの水は温かいくらい。
ホテルの22階からは海が見える。南半球の大西洋だ。この海の向こうにはアフリカ大陸がある。
夕方、みんなで合流してホテルの近所をウインドショッピングして歩く。このあたりのショッピングモールにはヨーロッパやアメリカの一流ブランドが軒を連ねる。というか、ニューヨークの五番街やビバリーヒルズ、銀座のそれと遜色がない。モール全体の設計やディスプレイはむしろあか抜けていたりする。3.2で割ると米ドルに算出できるのだけど、ブランド品の値段はそんなに変わらない気がした。
通りに出ると、マクドナルドやディズニーの看板やロゴがイヤでも目に入る。何だかアメリカ商業主義が汚してしまったようで複雑な気持ちになる。
特徴的なのは革製品の店が多いこと。さすが名産だけあって種類も豊富で料金も手頃だ。義父が手にして買おうか迷っている皮のジャンパーを来月の誕生プレゼントに贈らせてもらった。大喜びしてくれる表情にボクはもっと大喜びした。