TGI FRIDAY
- 2010.05.15
- 日記

金曜日、サンディエゴ出張から帰ってきたら、注文しておいたHIROE SEKINEさんのアルバム「a-me」(www.sekaimusic.com)が届いていた。
夕食の後、さっそく書斎の波動スピーカー(http://www.hado-speaker.jp/)で鑑賞。
この一週間、営業同行でピンと張りつめていた神経をワインとの緩やかな「波」がほぐしてくれる。
やり切った。
そう認めたいくらい成果の伴う一週間だった。
実質3日半の営業同行で中長期のまったく新規契約を8件受注。先月の1泊の出張と合わせると11件、新しいクライアントが大切なお金を託してくれる。既存客のアップグレードでなく、新規でこんなに受注できたのは創刊以来初めてのことだ。明らかに潮目が変わり始めてる。
今回契約したクライアントの多くは、ライトハウスなんてアウトオブ眼中であったり、広告掲載をまったく考えていなかったクライアントだからうれしさ倍増。
ロサンゼルス版はもう21年目で、ボク自身直接のお客さんとの接点はほとんどない。
実務は担当の営業や制作マンがやり取りしていて、もっぱらLAにいる時はデスクにしがみついてるか、スタバでうんうんノットブックを前に唸ってる。基本は事業の中長期の構想や舵取りが、経営者のボクの仕事だ。
それがまだまだこれから伸び盛りのサンディエゴでは、毎回「初めまして」から入って、時にはすっぽかされたり適当にあしらわれながら、メンバーたちと信頼を得られるよう奮闘している。
例えば、待ちぼうけを食うことで、ふだん会社の売上を支える営業メンバーの苦労に気づく。
足りないところをコテンパンに言ってもらうことで改善点を学ぶ。
競合メディアの強烈なダンピングに、LAでは経験しえなかった商売の厳しさを学ぶ。
たった3人の現地メンバーと昼に夜に夢を語ることで創業の原点に立ち返る。
サンディエゴは、売上以上にボクの中で大きな意味を持つのだ。
余談だけど、ボクの営業スタイルは話を聞いてもらうのではなく、まず経営者の方に事業への思いや夢、これまでの歴史を聴かせてもらう。
お客さんの声に耳を澄ませば、何を大切にしてきたか、どうやったら繁盛しそうか、「言葉」とか「絵」が浮かび上がってくる。
やがて「常に変化する市場」と「クライアントの魅力」がどこで繋がるか、話を聴き、質問を重ねるうちにピキピキと電流がつながってくるのだ。
時には自信満々が大ハズレすることもあるけど、そんなの舵を切り直せば良い。ヒットするまで両者が根気よくアイデアをぶつけ合えば、多くの場合はヒットも出ればホームランを飛び出す。
ボクらにとって契約書はゴールではなくスタート地点だ。
例えば一ヶ月200ドルの予算を預けていただくクライアントと、半世紀いっしょに歩むことができたなら12万ドルを使っていただけることになる。もし一ヶ月に1000ドルだったら60万ドル。
実際には広告主が新たな広告主を紹介してくれたり、繁盛してサイズアップすることの方が多いから、一回100ドルバジェットのお客さんとしっかり握っていくことが1ミリオンにも5ミリオンにも繋がっていくのだ。
それにそもそも。そもそものそもそもで言うと金額の多い少ないではない。
その先が繋がっていくら儲かるからというよりも、
「アンタのおかげで助かったで!」
その感謝とかヨロコビの言葉に救われて、励まされて、ボクらは挫けずに「永遠電池」で走っているのだ。
ボクらの人生が誰かの人生や商売の助けになっている。そう思ったら、踏みつけられたり、日本や社会の具合が悪いからって、ボクらの足を止める理由にはならないもんね。
そういえば今頃編集制作部の連中が増刊号の打ち上げに行ってるはずだ。
今回も営業がビックリするくらいよく売って、それをクリエイティブの連中がよく支えてくれた。そうしている間に教育事業部のメンバーは粛々とスポットのプロジェクトに対応しながらこの夏の大波(過去最高の受け入れ人数)に備えている。みんなのおかげばっかりだ。
みんながそれぞれの役割を理解して、会社を前に進める。企業が100倍に成長する時ってこんな感じのような気がする。(と、自分に暗示をかけてもう寝る)