ワクチン接種

いつの間にかパロスバーデスの丘は色とりどりの季節の花に包まれていた。太平洋から吹き上げる風が心地いい。

昨日の夕方、日本から帰ってきた。

メンバーを含めて、まわりのほとんどの仲間がワクチンを接種したと聞いていたので、サイトで調べたら近所の薬局チェーン（CVS）でもやっているではないか。簡単な情報を入力して、予約画面にいくと、今日からというか、今すぐワクチンを打ってくれるらしい。ほんまかいな。

1時間後、1回目の接種は終わった。

この国は良くも悪くも合理的で、こんなに多種多様なバックグラウンドを持った人の集まりなのに、いざ決断すると一気に前に進む。その意味ではアメリカは恵まれている。

ただその答えが出るのはうんと先だし、そもそも何をもって答えなのかもわからない。

ひとつ言えることは、アメリカに限らず、どこの国のリーダーも、医療も、流通も、その国の社会を支えている人たちは、（ムダに煽る一部のマスコミや評論家なんかとは別次元で生きていて）国民を思い、自分を犠牲にして、必死で取り組んでいるのは間違いない。もちろん、いつだってどこだって例外はいるさ。

（まずは自分と自分のまわりから）見えない敵や犯人を探そうとするヘンな空気に流されることなく、またそんな人や空気に近づくことなく、よき地球、よき社会、よきコミュニティの作り手（当事者）のひとりでありたいと思う。