静かなハロウィンの夜
- 2015.10.31
- 日記

静かなハロウィンの夜。
いや、世の中ではなくウチの話。
家人も僕も忙しさに、飾り付けも訪れる子供たちのお菓子も用意するのを忘れていた。
いつもなら点けている玄関の照明も消し、外に明かりが漏れないようにキッチンも暗くして、気配を隠して食事をした。ふと「逃亡者」の文字が頭に浮かぶ。
その時、
「コンコココンコン、コンコン」
と、威勢の良い玄関のノック。
ぎょっと顔を見合わせる。
息子が玄関脇のガラス戸を確認すると、二人の子供。
家中のお菓子を血眼で探し、仏壇に備えたポッキーをつかみ息子に手渡す。息子からポッキーを手渡された子供たちは大喜びで帰ってゆく。
さあ、また来たらどうする。。手を休めることなく食料庫やキャビネットを探す。
家人が味付け海苔を起案するが却下。整合性もセンスもない。僕はこの機会に日本の食文化普及を結びつけ、まとめ買いした日本のカレーやシチューの箱を渡そうと閃いた。
が、幸か不幸かもう子供たちが来ることはなかった。
来ると困るが、来ないと淋しい。自業自得だけど、ちょっぴり気疲れするハロウィンナイトだった。