想えば遠くへ来たもんだ
- 2008.10.05
- 日記

ニューヨークから帰ってきた。
日本から帰ってくる時もそうだけど、ロサンゼルスの風景を眺め、ロサンゼルスの空気を吸うとホッとする。帰ってきたなあって。
さらに、空港からオフィスに戻って、メンバーの「お帰りなさい」の声と笑顔にふれると、凍えたカラダで温泉に入ったように心が癒され、ジワジワとゆるんでいく。
久しぶりのニューヨークは得意先への挨拶まわりと新規顧客の開拓が目的。
永いお客さんや同業者と親交を温めることもできた。
また、どの新規の営業先も、広告を出す出さないというよりも、どうやって南カリフォルニアの市場で成功させるか知恵を出し合って作戦を練るような、本質的な話ばかりで回っていて楽しかった。おっきな見積り依頼のお土産もたくさんいただいて、もう期待に応えてみせまっせと俄然チカラが入ったもんね。
初めてお会いする方ばかりなのに、ライトハウスやボク個人のことをどこかで聞いて知ってくれている方が多く、なんだか最初から歓迎ムード。うれしかったし恐縮してしまった。
創刊から20年。最初の頃、いや創刊から何年も、地元ロサンゼルスですらボクらの存在はなかなか認知されなかったし、相手にもされなかった。むしろ撃退ムードが多かったことを思うと夢のようだ。
お客さんの30階とか40階の窓から世界の中心マンハッタンを眺め、5番街から四角い空を見上げると、四国の漁師町からずいぶん遠くに来たもんだなあと思う。
ボクなんかでも海外で這いつくばって何とか生きている。
閉塞感で出口の見えない日本から、情熱と才能を持つ日本の若者が世界中で活躍できるよう、情報と教育で世界中に導線を張りたい、道をつけたい。
そのためにも、目の前のヒトとしっかり向き合い、足元の小さなことにていねいに取り組み、毎日の目に見えない感謝を噛みしめながら生きていきたい。