雪の珍道中
- 2008.12.26
- 日記

今日(25日)は大雪でスキーは中止。
子どもたちは外で真剣勝負の雪合戦。
ボクは暖炉の火を眺めながら音楽を聴いている。
穏やかな時間が流れる。
昨日は、通常5時間余りのマンモスに来るのになんと9時間半もかかった。
かなり珍道中。
自宅を出てほどなく、家内が「あっ!!」で、炊飯器とマイスリッパを取りに引き返す。
日本のスーパーで買い物をして、なかなか前に進まない道をやっとの思いでフリーウェイに乗ったと思ったら、息子が「ゴメン、おしっこ」。
済ませとけよ。
用を足してフリーウェイに乗ると今度は大渋滞。
だけど、今日は誰かを待たせているわけでなし、ビールを飲むのが遅くなるだけでからそれもよし。
長い長い渋滞を抜けてルート395に入ると渋滞はなく、しばらく走ると真っすぐな道が空との接点まで伸びている。
良いではないか。美しいではないか。
やがて日が暮れて、真っ暗な闇を快調に走る。
後ろに気配を感じて、ミラーを覗くと後続車がぴったりとつけている。
こういうのがパトカーだったりするので、車線を変更して道を譲った。
と、その瞬間ピカッと輝く懐かしいライト。
ビンゴ!パトカーだった。
「こんな雪の中を84マイルで飛ばしてはいけませんよ」
久しぶりにチケットをもらった。
罰金はイタいし、交通学校も面倒だけど、内心「なかなか良いぞ」と思った。
話はすぐに飛躍するのだけど、人生良いことばかりなんて有り得ないと思っている。良いこともあるけど、ひょっとしたらシビレルことのほうがうんと多いのが人生だろうと思う。
人生は思いつくだけで、仕事(内容、同僚、収入、安定性、将来性)、家族(親、兄弟、配偶者、あるいは恋人、子ども、親戚)、友人、まわりの健康、自分の健康、自分の能力や姿カタチ、ものすごくたいさんの要素が入り組んで紡がれる。
全勝を望むのが不幸の始まりで、1番大切にしていることがオッケイであれば、あとは受け入れていこうと切り換えている。どれか良ければ、どれかが凹んでいたりするもんだ。
だから、こういうところでアンラッキーを小出しで使っておくのは悪いことじゃないと受け止める。
もちろん反省してスピード落としたから事故のリスクも軽減したし。
ボクは不運の方面が、大切な人たちの病気やケガの類いでなければありがたい。全部オッケイ。
生きて健康でさえいられたら、何だってやり直せる。
どんなに事業がうまくいっても、使い切れないお金があったとしても、スタッフや仲間、家族が健康でなかったら、喜ぶことはできないし、人生にくらい影を落としてしまうだろう。
大事な人たちが笑って健康でいてくれたら、それで人生120点。あとはボーナスポイントだ。
そうそう、ロッジに着く前にもうひとつあった。
加速的に降り積もる大雪で路面が凍結して、フリーウェイを降りたところで立ち往生してしまった。前方は下り坂、後ろにも戻れない。ついでにボクはチェーンをつけたことがない。
チェーンを広げたり、向きを変えたり、地べたに這いつくばってタイヤの前と後ろに手を回したり、車を10センチ単位で前後させたり、多くのお父さんなら朝飯前のことを、ボクは見よう見まねで悪戦苦闘しながら、40分ほどもかけて無事装着できた。
忘れ物、大渋滞、違反チケット、チェーン、盛りだくさんのドライブだったけど、なんだかやたら気分が良い。
着いたらまず玄関先に積った雪にぶすぶすビールとシャンパンをさした。
これこそ天然の冷蔵庫。
キーンと冷えたらカンパイだ!